鶴見が好きです

週末に仲良しさんを、我が家に誘うのですが
JRの駅から、我が家への道筋を説明したりしたのですね
そういうなかで、鶴見って、なかなかやるなと思ったりするのです


住んでる人間のご当地自慢は、住んでない人には
なんとも、退屈かもしれないですが
まあ、たまにはいいでしょうと・・・


鶴見駅、東京から横浜に向かってくると、電車を降りて右側が
東口になります
東口には、京浜急行の駅もすぐあって、その京急の駅にほぼ
添ってあるのが、旧東海道です。いくつか江戸時代から
その沿革がわかる家というか店があったりして
歩いてると楽しいです


この東海道、つい先日、川崎まで4キロほどを歩いてみたのですが
やっぱり、歴史ある場所、歩いてみると、いくつか歴史好きが
足を止めそうなところがあって、うれしくなりました
鶴見川には、橋があって、幕末には関が設けられたとか
川崎になりますが、芭蕉の句碑があるとか
東海道は、幕末でいえば、坂本竜馬も歩いたんだなんて
思うと、ちょっとうれしくなります


この鶴見川の橋のすぐ先には、いまでも地名として、市場という
名前があるのですが、おそらくは鶴見川の河口付近を中心にあった
漁港からの海産物がならぶ、市があったのだと推察します
そのうち、図書館とかで詳しく調べてみようと思います
つい、この前まで、その漁港のほど近くを、東海道は通るのに
なぜ、この位置に市場があったのか?と疑問に思っていたのですが
あるとき、多摩川にはない橋が鶴見川にはあった、という記述を
みて、ああ、そうなんだと思い当たりました
つまり、橋が人を集める役目をしてるということが
あるんだと。


鶴見には鶴見川があるのですが、いろんな場所で、川の河口付近というのは
大きな川なら、かなりの確率で、漁港があると思っていいと思います
知ってるところでは、相模川も、利根川もそうだと思います
河口がそのまま、自然に港として、使えるのでしょう


鶴見川の河口は、生麦という地名で、江戸時代には将軍様に魚を
献上していた漁港です。我が家から、生麦のそのあたりは、ほんの
近くです


良く晴れた日に、鶴見川のほとりを、歩くのはほんとに気持ちのいいことです
今朝のウォーキングも、ちょっと早めだったゆえ、青空はないのですが
これから、朝日が昇ってくるというそのまえの、墨絵の墨をながした
様子のような、心のなかの不純物を流してくれるような、気分になる
いい朝、いい色でした


さて、一方の西口には、曹洞宗大本山総持寺があります
明治の時代に能登から、この鶴見に移転した、総持寺
いまでも、相当数の若いお坊さんが、修行にはげみます
総持寺の魅力を書くだけでも、いくつも、スポットがあるのですが
総持寺をウォーキングしたら、そのまえを必ずとおることにしてる
あるスポットをひとつだけ、紹介します


古教照心:こきょうしょうしん


古い教えを知ると同時に、自分の心を照らし合わせよ


伝わってる教え、古くからの経典の教えをしっかり知れ
あわせて、自分で考えをすすめて、古い教えとよくすりあわせせよ
ってな感じではないかと、感じます


これ、いいなと思ったのは、いくら、本が好きで、本からくる
知識を知って、うれしがっていたのでは、だめだ
一方、自分の考えを、もつというか、考えて考えて、こうだと
思うことは、いっとき、必要だけど、自分が考えてることを
唯一いいと思うようになると、危うい


こういうふうに思っていて、そう思えたときに、出会えた
言葉だからだ


ゆえ、古い教えをとりいれつつ、自分の考えを照らし合わせ
考えを深めることが大事と受け取ってる


もとにもどって、鶴見というのは、駅からほど近くに
こんなふうに、楽しめるところがある、とても気に入ってる場所なんですよ
遊びにおいで