自分を好きになるということ

思い出のマーニー ジブリより


この作品を見ていて、主人公が、なにかと世話をやいてくれる
ひとつ上の知り合いに、対して、ののしってしまうという
場面がある


そして、主人公は、自分にたいして、なんて不機嫌な、不安定な
そんな行為をしてしまう自分がきらいだと、つぶやく・・・


思春期、ティーンズの世代、思い出せば
なんて、不安定で、心がゆれる
そんな時期なんだろうということが、思い出されます


自分が不安定でいると、相手にやさしく接することができなくなります
ゆえ、さらに自分の不安定なことが、さらけだされ・・・
自分がきらいだと思ったりする


一方、自分が好きで、まわりの人にも、ふんわり接することができて
そういういい循環のなかにいると、安定してるくという気がします


「足るを知る」ということがあるようです
自分がどうしていれば、満足するのか、知ってる
だから、一定のところ、安定していられる


仕事をしていくのには、安定した自分ということを
持っていてほしいなと思います
思い出してみると、上の例のように、自分で自分を満足させる
ということが、まだ少ない、そんなときには
安定した自分、ということを、いつも持ってるということも
そんなに、簡単なことではないようです


成功体験、そういう言い方で、若い人に実績を持ってほしいなと
思っています。実績を少しずつ積み上げていくということが
つまりは、自信を生んで、自分ってどう生きればいいのかという
一番確かな、ヒントになるようです


こう書いてくると、仕事すること自体と、安定した自分を持つ
ということは、一体というか、大事な表意の関係のように
見えてきます


そして、よく言われるように、仕事って、何をやるかというより
どうやるか、ということが大事という面があります


趣味で好きになってきた、うつわの作家の人に会う時
ピンと、この情熱って、すごいなと感じられるときが
あります
自分の作り出すものに、対して、思いがある
そのまっすぐなこと
その高いこと


そうしたことに、心が反応してることがあります


おそらくは、上に書いた「どうやるか」ということを
突き詰めて、自分の納得するまで、やるのです


ある作家が、釉薬をまず3年作るのだということを
最初に教えるということを、言いました
高い言葉ですよね


別な作家にこのことを、話すとなんてすごいことだろうと
反応しました。釉薬をいじらせてもらえるということを
すごいことと、思えるか?


仕事は、自分で、その重要性に気づけないということが
たくさんあるようです
できれば、仕事に対して、いい感覚をもって
どうやるのか、ということで、常に高いところを
目指していきたい


そうすることで、自分をもっと好きになりたい
そうすることで、仕事をしていて、いいなと思えるように
なりたい