スーパーでスペシャルな

今回の山陰の旅で、とても好きな窯元に寄りました
その窯元は、民藝のうつわを作ってる人とか
民藝が好きな人ならだれでも、知ってる名前のある人に
師事した人で、やはり、うつわ好き、民藝のうつわ好きなら
おそらく、名前くらいは知ってるという人です


その窯元に弟子入りしたという人がいました
思いがけず、窯元の方から、その入門のエピソードを
聞くことができて、応援したくなりました


また、その人が、ごく最近結婚して、子供も授かった
という話題がでて、ちょっと思うことがあります


こうしたとき、まだ、若くて、修行したくて入門したのに
実は妻子持ちってどうなんだ?という気持ちがわく人が
いると思います
実際、私も聞いた瞬間はそう思いました
おそらく、「見習い」「修行の身」として
その窯元で仕事をするというこは、当然のことながら
早くいえば、お給料はたくさんはもらえないのが、普通と
想像するからです


でも、ちょっと待って、とそこで想像してみました
もしかしたら、この窯元の修行中の身の人(Aさんとしましょう)
Aさんは、結婚したからこそ、民藝の器をぜひ作りたいと
思ったのではないかということです


こういう、特殊な例にもれず、結婚すること。そして子供を
授かるということは、その人がスーパーでスペシャルになる
ということが、起こり得ると思うのです


やる気、それから、自分に対しての、思いが高まり
「なんでも、やってやろう」
「できるにちがいない」
という自信が生まれ、どんどん仕事をしたくなるということ


実は、ごく最近、実際取引してる会社の人と「さし」で飲んだとき
そう感じたことがあったのです
システムの仕事で、つながっているのですが、その人はおそらく結婚した
ことで、「縁」ということの、大事さ、不思議さを思い、できれば
自分と接するひとに、自分がなにか気づいたり、アシストすることで
その人の成長、その人が幸せになるということについて、敏感になり
後押しがしたいと、真剣に思ってるようでした
そうした、雰囲気と話をしていて、本当にその気持ちはいいし、貴重だし
さらに言えば、めぐりめぐって、その人自身に幸せを呼び込むだろうと
感じたのです。まさに「情けは人のためならず」です


この連想から、結婚して、子供も授かった、Aさんは、おそらく
仕事に対して、もう一度見つめなおして、自分がいいと思う
うつわをどうしても作ろうと思ったのじゃないかと想像したのでした


そうであれば、本当に応援したいという気持ちがでてきました
もっとも、いくらファンになってる窯元だからって、具体的に
支援をするなんて、おそらくはできないでしょうけど。
でも気持ちは、寄り添って、応援したいですね