管理職の仕事

マネジャーの仕事はたったひとつ by 高木 晴夫
によれば、管理職は、社員に情報をくばることだという定義を
しています


その仕事の重要性


その仕事の意味、影響


なぜ、あなたがその仕事を担当することに、意味があるか


昨日、ひとりの管理職と、若手社員の育て方について
話し合いました
勢い、話が、対人援助ということに向かって、いくつか
交錯した、感があります
対人援助っていうのは、もういってみれば、命がけの仕事です
実際、社員が当社で、いわば泳ぐ、生きていくということが
できるかどうかというのは、指導者、管理職の導きに大いに
追うところ、大だと思うからです


私は、見守りながら、社員が生きる道をみつける、いわば街路灯の
役割をするんだよと、言います
見えていれば、進むと思うからです


いま書いていて、気が付きました
街路灯も大事ですが、「信じる」ということを、やってもらうには
まさに、信じていい、だいじょうぶだと、早くいえば、暗示に
かけることではないでしょうか?


「暗示にかける」というと、なにか宗教っぽくなってしまって
その部分ではイヤなのですが、あえて、わかりやすくするために
いいましょう
ときには、暗示にかけることも大事でしょう
若いというか、まだ、自分の泳ぎ方が自信がないというときは
暗示にかかっても、すすんでみるということが、大事じゃ
ないでしょうか?


たとえば、サッカーにしましょうか
まだ、全然、動き方がわからなくて、でも試合にでたとします
そうしたら、コーチが、こう動いて、うまくここでボールをパスされたら
こんなふうに、ドリブルから、シュートするんだと、ベストシナリオを
提示したとします
まず、それをやってみるということから、はじまるのでは
ないですか?


もちろん、ベストシナリオにならないことは、たくさん起こりえますね
想定外のことは、ナマの試合だったら、あたりまえに起こるんです
でもなにが、いいのか、どう動いていくというのが
いいということを、頭において、やるのと、そうでなくて
ベストな状態のインプットがなにもなくてやるのでは
大違いでしょう


そこで、です
チームとして、強くなるには、いいモデルをみてるということが
大事ということに、気が付きます
あんな選手のように、やるんだよ、ということです
そのモデルも生き物ですから、いろんな場面で成功もすれば
失敗もするでしょう
失敗もあっていいんです。やろうとすることがまちがってなければ
失敗も、もちろんあるのが、まさに「生きてる」ってことです


管理職の仕事は、どうするのがいいと、示して見せるということが
大事です
あるべき姿というのが、共通にもっているということが大事です