高いところを目指す生き方

うつわ作りの作家に会うと
その高い生き方に、ため息というか、いいなと
感心することがあります


ひさしぶりの弟子を、心配しながら
モノづくりについての、基本を教えてるという
山陰、森山窯の森山さん


まえに、全然別の窯元で、森山さんの
ハンドルの作り方のうまいことというのを
聞きました。まさにハンドルについて
何度も、何度も同じことを反復して
練習するという話になりました


いいものを作りたい
そういう、高いところに向かう気持ち
そして、日々の鍛練。
いいなと思うことがあります


まず、高いものってなんだろうということ
そのイメージが自分のなかにあるということが
大事のように思います


最初は人のまねでもいいと思うのです
あれ、この人、面白いことしてるな
なんかよさそうだ、そう思ったら、その見本と
なりそうな人をまねてみたらいいと思うのです


そうして、行動してみると
自分のなかに変化があって、もう少し先の見方が
できるように感じます


技術者として、生きるってことが、どんなことなんだろうと
若いうちに、どんどん考えて、悩んでみてほしいと思います
自分で自分のことを、鼓舞して、生きる高さというのに
挑戦してほしいと思います


実は結構、大変なことです
日々、忙しいことだし、今日より明日、自分をよりよく鍛えるって
しんどいのです
それも、誰かのためにやるのではなく、自分のためにやるのです


あるとき、そのとき親しくしていた、仕事で知り合った人と
話していて、「自画自賛」って大事だよ、という話になりました
うん、自画自賛、どうももとの意味はちがうようですが
自分のやってることを、いいなと思える状態を作る
これは、ひとつ、大事なこととも言えます


仕事を通じて、自分を高めること
そのことを、どうするか、考え続けること
ぜひ、してほしいと思います
まちがえたって、いいと思います。というかむしろ
試行錯誤って、必要なんだって、思うのです


社内で、失敗談を話してみようということを
言っています
成功の話も必要ですが、失敗談って、なまでは
なかなか聞けないのではないでしょうか
失敗するということも、自分のなかにストーリィがあり
自分として、精一杯やったうえでの失敗って、失敗でも
意味がある失敗と言えること、あるのではないでしょうか?


自分をステップアップさせること
しんどい、という見方、事実大変ですが
そういう見方もありますが、もう少し大きな目で
みたら、やっぱり、充実したなにかにつながる、
いい時間、自分にとって、大事なとき、ということが
言えると思います


まして、それが、会社で役に立つ、めぐりめぐって、誰かの
役に立つということなら、こんな素晴らしいことは
ないって、、思いませんか?