蕎麦を食べる

信州でお蕎麦をいただくのは、もう何十回かあるのですが
今回は、東御市にある、草笛というお店に行きました


実はこの草笛というのは、小諸でのお店ですが、はいったことが
あって、その美味しさは、ほぼ確認していたのですね
小諸のお蕎麦には、丁子庵と、そば七というお店も
はいっています
そして、2年ほどまえだったでしょうか
そば好きな、仲間とお昼の蕎麦のはしごをしました
つまり、もりそばにしたわけですが、2軒続けて、蕎麦屋さんに
行きました


信州で蕎麦を食べた方は知ってると思うのですが
だいたい、向こうで食べるふつうの「もり」は東京でいうと
大盛りです。お店にもよるのですが、信州ではそのもりかたで
大盛りにあたるのが、2種類、3種類と用意されてるのが
よくあります


繰り返し、何度かいったことのある、安曇野
くるまや、というお蕎麦屋には、気ぐるいざるという
盛り方があって、それはそれは、そうですね5人前くらいは
のってるでしょうか。おいしくて、たべてしまいますが


そういう、信州でおそば、ふつう盛りでも、量多いのですが
はしごしました。丁子庵も、草笛も、お蕎麦自体は似てるなと
思いました


今回草笛に行って、思ったのは、つゆの味のよいこと
かつおのだしが、しっかり聞いていて、加減がいいのです
よく東京のお蕎麦は、つゆが濃いといいます。たしかに
しょうゆが多すぎ?みたいに感じることがあります


先日、そば好きらしい、落語家が、このくらいですよ
といって、蕎麦のつゆのくぐらせかたを、やっていましたが
まさに、もう五分の一くらいしか、つけないんですよね
それで、ちょうどいいというのだから、からいのです


さて、草笛のつゆはいい感じで、やっぱりふつう盛りでは
あきたらず、「中盛り」を頼みました。中盛りでも
相当な量があります
蕎麦自体は、香りといい、いわゆるのど越しというか
食感など、どれもいいなーと思える出来と思いました


そして、蕎麦屋さんに行くと、思うのが、ある一定の大きさの
そばやまでしか、おいしい蕎麦はないのでは?というような
感覚。さきほどふれた、くるまやさんはそこそこ大きな店ですが
草笛は、チェーン展開してますね
それで、この味をだしてるというのは、相当な工夫というか
なんだろうと思ったんですね?


よく言われますが、食べ物やのジレンマというか
規模の拡大ということは、どうしても、味そのものを落とすということに
つながりやすいと言われます
それは、やはり熟練した職人を育てるということは、至難のこと
ということにつきるのかもしれないです


おいしいものを作るということも、技術と心、身体もですね
いわゆる心技体すべて、必要ということだと感じます
そう考えると、味の決め手を握る人って、そうそうそんなに
都合良くは、育てられない
もっとも草笛も、そのあたりの育て方と、見極めを本当の意味で
真剣にやってるということでしょうかね?


蕎麦、気持ちよくいただいて
たっぷり、蕎麦湯をいただきました
蕎麦湯をゆっくり飲むというのも、蕎麦を食べに行ったときの
楽しみです。ところが、おそらく、最近蕎麦湯、ほんとうに
蕎麦をゆでてるものをだしてないことが、ままあるようです
あのとろりとしたところがない、さらさらの蕎麦湯がよく
でてきます。ちょっとがっかりします


草笛がおいしいわけ、もうひとつ気が付きました
やはり、信州にこだわってるから?なのでしょうかね
また行きたいお店です