一人で抱え込まない仕事のしかた

IT業界は、残業が多い
これは、実際自分がこの業界の仕事をして、はじめて持った
感想といってもいいかもしれません


徹夜、休日出勤をくりかえす、といった社員を前にして
なにをいったらいいのか、とても困りました
困ったし、相手が年上ということもあって、打ち合わせは
自分の立場で言うべきことも、あまり言えず
途中は省略しますが、だから、会社としていまどう考えるか
本人に伝わらず、結果その社員は会社を離れていきました


事実が伝わってるかということ、あたりまえのあたりまえなのですが
それが、できてないということを、ずいぶん見てきました
「忙しいのだから、いろんなことは、省略する」そうしたことを
続けていると、あるべき姿からはずれた、いろんなことが
「普通」になり、やがて、あるべき姿も忘れてしまって
本末転倒な話がまかりとおります


自分の健康を守ること。いまの業務について、本人から
報告すること。技術を高めるということを、忘れず継続すること
自分の目線でなく、チームが、会社が、そしてエンドユーザが
どう考えるかという視点をもつこと
さらにいえば、自分の目標をいつも、見つけてること
これら、5項目の大事なこととして、くりかえし社員に
伝えることです


この5項目ということは、少し考えれば、社会人としてはずしては
ならない、ということと重なってきます。ところが
残業をやりすぎたりすると、そうしたことが、できない
ということが、あたりまえになりがちです


特に、技術者であれば、自分の技術を高めるということは
あたりまえにやらなくては、自分の仕事がなくなるわけですが
忙しすぎたら、そうしたことは、いつやるのでしょう


ここで、技術者であれば、といいましたが、実は社会人であれば
といいかえても、同じことが言えるのではないでしょうか
ある仕事のプロになるということは、他人が認める、プロとしての
いろんなこと、知識、ノウハウ、覚悟といったことが
どうしても要りますね。そうしたことを、常に磨いてることって
必要です


私が考える、この5項目といったことを、やっていて
それでいて、いろいろやるのは、賛成です
だから、どうしても自分の時間の確保をしてほしい
そのためには、仕事が、ひとりに集中しないやりかたを
やるしか、おそらくはないのではないでしょうか?


こうしたことは、もしかしたら、仕事によっては
通用しないかもしれません。でも、言い続けましょう
継続可能、それは5項目を意識し、実践していくことを
含んで、継続可能は仕事のしかたを、ぜひしましょう


かつて、自分の仕事に追われて、時間がないのは仕事のせいと
自分で自分をなぐさめていたころ、そんなことを、思い出します
実は、本当に考えるとか、さらに将来のことを予想して
手をうつといった、必ずやらなくてはならないことをやらない
理由づけに、忙しいことを使っていたのではないか
そういう反省をしています


ひとりで抱え込まない仕事のしかた
ぜひ、実践していきたいです