山に抱かれる

国道148号線を、白馬から糸魚川方面に行き
南小谷駅を越えて、右折し、どんどん、細い道を
ピークに向かってあがっていく
途中、ちらちらと、北アルプスの、雪をまだ山に残した
風景が見える。対向車なんてこない
どうかすると、車一台がとおるのがいいところという
カーブもなんどもかすめる。


カーナビがこれ以上、道がないというところまで
いって、「眺望の郷」につきました


これはすごい。下を見下ろすと、スキーにいったときに
急斜面をのぞくときといっしょ。まるで自分が
鳥になって、これから飛び立つかと
思うような気持ちになってるくる。それくらい
高いし、斜面は急なんでしょう


山々は、どこまでも、気高い存在感で、こちらを
ながめます。私も山に向かいます


10年まえくらいに、立山にいったときに、雄山の存在感に
ためいきということがありました。それとはまたちがって
北アルプス白馬乗鞍岳を正面に、小蓮華岳、白馬岳、杓子岳
白馬槍ケ岳と続きます
くっきりとした、雪形がみえます
残念ながら、山の背景となってるのは、雲で、青空では
ありませんでしたが、その美しさ、存在感に圧倒されて
しまいます


山の美しさは、圧倒的な存在感と、くっついてると感じます
山をみるのなら、ちょっとはなれば、高台にあがることという
のが、ひとつ、「王道」といっていい見方だとあるときに
気が付きました
今回も、北アルプスをながめるのに、姫川という川のある、土地をへだてて
標高を1000mくらいまであがったところで、ながめたわけです
感覚的には、姫川のながれる、小谷の村のある場所は、同600mくらい
でしょうか。


信州が好きになって、だいぶたちますが、この連休は、山をながめる
ということに、焦点をしぼって、ハンドルを握りました
この眺望の郷もひょんなことから、いくことにしたのですが
想像以上に、いい景色にふれることができました


東京で仕事をして、横浜に住んでると、なかなか山をながめる
なんて機会には、めぐまれないのですよね
遠くに富士山がみえるときがあるというのは
ありますが


北アルプスの雄姿は、こころのなかの、ほこりをはらってくれる
ような、そんな気持ちになる、素晴らしいものでした
信州にきてよかった、と思える瞬間ですね
今回、天気がよかったら、自分の足を使って、小高い展望台のような
山に登ってみようとも思っていたのですが、それはかなわず。
でも車でも、場所を工夫すれば、これはすごいなというところに
出会えるということが、ありますね


また、信州が好きになって、帰ってきました
また、行きたい信州です