ウォーキング

夏、ウォーキングしていて、うれしくなるのは
セミの声を聴きながら、歩くことです
なぜ?
はじめて、セミやくわがたをとりに自転車で
でかけた、そんな記憶とくっついているからだと
感じます


私が住んでいた、横浜の南側、上大岡近辺だと
まだ、私が小学生だったりすると、自転車にのれば
雑木林などがある場所に、容易にでかけることが
できました


いまはその雑木林もマンションか、住宅地にすっかり
変わってしまっています


自転車は、十代の私にとって、魔法のような乗り物でした
いまでも好きな、鎌倉の道は、自転車で覚えました
自転車は行動範囲を広げてくれました
いまでも、ときどき、行先を決めないドライブが
したくなるのは、そういう少年時代のくせからかも
しれません


せみの声、じぃじぃといった、アブラゼミが一番多いかもしれないですが
ここのところ、みんみんぜみが、とても大きく聞こえます
おそらくもうしばらくすれば、つくつくほーしも鳴きだし
季節が動いてるのを教えてくれるでしょう


今朝は、視界がさえぎられるような、雷雨のなかを
ウォーキングしてきました
ちょっと、でかけたのを、後悔するほどの、雨量でした
雨量もともかく、雷が実際こわかった。音も光も
強烈で、何度かは近くに落ちたのではないかと、感じました
まさに、おへそをおさえようかな、そんな気持ちに
させるくらい、雷は強烈でした


よく、雷は光ってから、音のする時間で、近さがわかるといいます
理科の勉強では、音と光の伝わる速さがちがうからだと習いました
今日、一番早い、タイミングでは1秒だったと思います
ちょっと、こわかったです


雨がふってると、傘もささなければ、ぬれるし、うっとおしいしと
いいことないようにも思うのですが、植物たちの葉っぱが
いきいきとしてるのを、みると、雨も必要じゃないかと
感じます
日本は雨が多いから、森林が育ち、その森林から、鉄を刀にするような
技術も育ち、それが武士を生んだんだと、司馬遼太郎がエッセイで
書いていたように、思い出します
雨って、すごいんですよね


せみの声がしてるうちに、一度は暑い日に、鎌倉を歩いてこようかなと
思っています
北鎌倉から、源氏山にぬけて、大仏にいたる道もいいし
このところきにいってる、衣張山も、歩くのには気持ちいいです
もちろん、私の鎌倉歩きの定番の、天園ハイキングコースも
しばらく行っていないです


歩いたら、どこか、静かなお寺で、その静かさを味わってきたいと
思います
お寺の本堂の、縁側といったところは、本当に気持ちいいものです
最近、いくようになった、海臧寺などは、その本堂の奥に
茶室と庭園があり、そこをながめると、なにか大切なものを
みつけたような、そんな気持ちになります


ウォーキング、歩くことは、気持ちを前向きにすること
鎌倉のように、のんびり、歩いたりすれば、どこか
せせこましく、心のなかが、すきまがないと思っているこのごろに
ちゃんと、すきま、自分がやすめるところがあるのを
みつけられる、そんな気がしてきます