人間の成長

会社を経営していて、その社長としての
喜びはなんですか?


先日セミナーに参加していて、そういう問いが
ありました
会社をやってる、喜びとは?
人材育成です
と、書きました


人を育てるということに、こだわりたいと思います


社長に就任したころ、やはり、人材育成は大事と
思っていたのですが、それと同時に、ひとりの人間が
ひとりの人間にできることって、限りがある、というか
極めて、限定されるということも、学びました


自分は人材育成に、真剣に取り組んでいるし、ノウハウだって
ただ、本を読んでるだけでなく、あるんだと、思っていた
当時の私。
実際、会社に入社するまで、たとえてみれば、どんなことを
していても、つまりは、学校でも、勉強をさぼったり
いろいろ、さぼってきたりしても、それから、とりかえすことは
私が指導をよくしてあげれば、できるんだと
思っていました


でも、それは大きなまちがい


人間はいろんな要素で、育ちますね。いろんな環境、思いがあって
育つんです。会社でいい指導をするというのは、やっぱり数分の一に
ほかなりません
だから、やっぱり、いい環境、ずっとでなくていいから、勉強も
やっぱりある程度はやってきた人。そういう人が
会社にはいっても、成長する確率は高いと認めましょう


人間ひとりが、他人に対してできることって、極めて限られてるんです
でも、限られていますが、いろんなめぐりあわせで、成長するというこは
もちろん、できるんです


どんな人でも、というのは、ありえない
でもね、やる気があって、当社で仕事したい、コンピュータサイエンス
ついて真剣に勉強する、そういう覚悟があれば、きっとだいじょうぶ
やるべきことを、自分の意識のまんなかにおいて、努力を忘れないという
ことが続けられれば、ちゃんと、その成果として、一定の知識であり
考え方が身に付きます
すなわち、仕事で成果がだせるようになります


申し上げたいのは、人間の成長は、あるのです
当社でできます
そのことを、後押しすることは、します
一方、気持ちを、自分で自分をどうにかする、その一点
自己制御であり、自己実現したい、そういう気持ちをもつ
持ち続ける、そうしたことは、やっぱりその人自身が
やらなければ、いいかえれば、こちらから
技術者の道に進もうと、手をだしてみることはできるのですが
それを、しっかりにぎるかどうかは、その人次第ということです


会社をやっていて、うれしいのは
社員の成長を、感じることです
その助けになること、はっきり認識できることは
なんでも、必ずやりましょう
でも、あくまで、やるぞ、と気持ちをもって
はじめるのは、その人自身なんですよ