原田マハ

人のおすすめがあって、原田マハという作家の小説を
読む機会がありました
あえて、原田マハと、敬称なしにしたい、つまりそれだけ
大きな存在として扱うという敬意をこめて、のつもりです


「本日はお日柄もよく」という文庫本になってる
本を読んだのですが、とても、楽しく、またでてくる
登場人物の描写が、いきいきとしていて、読みながら
そうだそうだ、やってみて!
だとか
うん、わかる、じわんとくるねぇ
だとか

そここにあって、ストーリィ展開で、あきさせない
いいなと思いました


ストーリィテラー」という言い方がありますね
小説家でいえば、司馬遼太郎
歌手、というかシンガーソングライターで、松任谷由美
この二人は、優れたストーリィテラーとして、素晴らしいと
感じています


リアル感、また自分がその場にはいっていくような、身近で
かつ、鋭く、喜怒哀楽がいきいきとあって、わくわくしたり
キューンとしたり、もう、どっきどきだとか、読んでて
楽しくて、世界にどっぷり。


司馬遼太郎であり、松任谷由美の世界は、かなり、人気のある
世界といっていいでしょうね


原田マハは、どうか?


はい、そういう意味で、いいストーリィテラーとして
存在してると思います
はたして、司馬遼太郎のような、世界は大きいのか
松任谷由美のように、せつなさ、かっこよさ、きらびやかさは
あるのか
それは、好みもあるでしょうし・・・
だけど、原田マハは、きっと、まだまだ成長するなって思う
いい感じです


本日は・・・については、現代のことを、書いていますから
臨場感はもりあがります。
たとえば、非常に時間がないなか、打ち合わせをしていて
携帯がなり、そこからはいる情報で、打ち合わせの内容がぐるっと
変わるというような、展開があります
これは、20年以上まえだったら、普通のことではなかったですねぇ。
そうした、スピード感もあいまって、原田は現代を、映す
いい感覚をもってると思いました


それにしても、人の心にせまり、ときに、きってみせ、また
寄り添う。そういうことが、本当にできる人。これはバーチャルにしても。
これが、やっぱり、ストーリィテラーの基本じゃないでしょうかね
そんなことを、思う、読後感です