真田丸

堺雅人が演じてる、真田信繁
いよいよ、ドラマはクライマックスになります


大河ドラマは、気に入れば、見ています
本筋でない、話、実際、キャストであり、舞台装置といったことも
テレビドラマではあまり見ない、豪華さで、そうしたことが
見ていて、楽しいということもあります


脚本の三谷幸喜氏は、結構、人物のキャラクターの色づけが
はっきりしてるといっていいでしょう
とくに、人間臭く、素晴らしいところもありながら
悩み、迷い、どう人が決断していくかといったことを
いきいきと描いてるのが、なかなかみごたえあります


決断ということでは、関ヶ原の前夜、信繁の兄、大泉洋が演じる
真田信幸が、「私は決めた」といって、徳川方につく、そして
父、弟は豊臣方につくということを、決めるというシーン
特集番組で、父、真田昌幸を演じた、草刈正雄は、息子たちが
父を超えていくシーンですね、と目を細めていましたが
ここがいいです


決めるという行為は、かなり、難しい
利害関係者が、全ていいという決め方は、複雑な状況ではないといっていい
いつも、たして2で割るような決め方のみだと、おそらく、本質という
意味では、前に進まない


社長は決める立場、役割であって、その「決める」という
ことに、ついて、いかに質を高めるのか?社員がなるほど
という「腑に落ちる」感覚をもてるように導くのか
とても、考え続けてる、自分がいるように思います


客観的でなくては、ならない
でも、客観的すぎたら、決められない


生きるか、死ぬかという、いくさの世の中
どういう立場で戦うのか、これは本当に大きな、決断だ


真田家は、生き残りのために、長男を、徳川の重臣の娘と
次男を豊臣家の重臣の娘と、結婚させるという、手を使います
こうした、家族のつながりが、関ヶ原のときの
どちらにつくのか、につながっていきます
前に、この流れを読んだときに、ああ、この真田の兄弟は
結局かみさんに、ひっぱられのことかと
軽くみたように、思うのですが、こうして
大河ドラマで、経緯をみていると、自分もそうですが
結婚するということ、その結婚相手のもってる背景を
自分の人生にあわせていくことなんだと、ちょっと理解が
すすんだ気がします


草刈正雄は、親を超えてく、息子たちを、ほんとうに
うれしそうに、語りました
たかだか、ドラマですが、おそらくは、草刈の人生の
ふしめと、自分でも言ってましたが、人の人生に影響するような
いい役だったように、感じます


仕事で、人生のリハーサルをするような、いい経験
してみたいですね