委任力

部長は、自分がその対象の仕事にくわしくなくても
管理するということが、できる人のことだ
そういう、定義を、あるセミナーで聞きました


委任力 「仕事のための12の基礎力」 大久保幸夫


ここには、自分でやったほうが、早い、であるとか
やって当たり前、できてあたりまえと、思ってしまいがちだと
でてきます


人に任せて、仕事をすすめるというのは、自分で
やってしまうということより、ずっと難易度が高いと
感じます
暗黙知になりがちなことを、形式知にかえなくてはならない
これだけだって、そうとう難易度は高いですよ


そうしたことを、気にしてるとき
備前焼の作家から、いいことを、聞きました
うつわは、全部自分でつくろうとしてはだめだ、とのこと
うつわは、作り手の手を離れて、火に任せる
そして、使う人に任せる。そういうことがあって、
いいうつわができると、言います


たとえば、作ったとき、少し形がだめだなと思い、普段使い
家族の使うようにしていた、うつわが、使うごとに、いい味を
だすということがあるんですよと、説明していました


火に任せる
使う人に任せる


もちろん、そのまえの工程をさぼるという意味ではない
ただ、完成をめざすというのでも、ないのでしょう


仕事していて、相手の思いを受け止めながら、仕事する
ということが、大事という局面があると思っています
だから、一定のことがらは、自分が決めてしまうのではなく
話し合いながら決めるのがいいと思っています


そういう話になると、やっぱり自分がこだわっていたいことは
なにで、そうでもないことって、なんなんだと、分けることが
いいのではないかと感じます


決めるときに、自分の心が冴えわたってるという、感覚が
持てる時というのは、素晴らしいときです
いい決める時を、持てたというのが、なかなか
少ないのですが、ほしいところです