技術者の進む道

王道という言い方がある
技術者としての王道を、進んでほしいと思います


1か月まえほど、ある講演を聞きました
それは、技術者として、上位工程、システム開発でいえば
要件定義、という工程があります。その上位工程を
やるには、コンセプチュアルスキルを身に着けないと
できないですよ、という内容でした
コンセプチュアルスキルというのは、ひとつには
暗黙知を、形式知に変えていくスキルです
ということだった


暗黙知を、形式知
これは、乱暴にやっても意味がない
つまり、形式知にさえできればいいだろう
ということで、文章にしたり、いわゆる「力づく」で
やっても、それを、読んで、実践するほうは
たまったものではないでしょう。理解しずらいし、まちがいの
もとでしょう


だから、ストーリィテラーとして、優れたというか
読む側、後にそれを、たどって、追っていく側が
いい感じで追えるような、文章なり、読む、ドキュメントなりに
しなくては、ならないのですね


これは、かなり大変なことだと思います


よく、ドキュメントを読んでも、なにを意図していて
どういう、役割をこちらに伝えたい、また理解してほしいのか
わからない、文章が多いと、感じませんか?


だから、これは、経営者にも、言えることなのですが
複数の人間が関わる場所にいて、相手に物事を伝えていく
ときには、決定者として伝えていくというときには
この、暗黙知を、形式知に変える、それも、読みやすく
繰り返し使っていくことができるように、していく
ように、変える、能力がたいへん、求められるように
感じます


技術者が、上位工程をめざし、その部分で輝く仕事を
するためには、やはり、その工程を追っかけて、仕事する
人がやりやすくなるような、配慮のある、文章であり
伝え方ができるということが、重要となっていって
とても、そのことは、たいへんながら、興味深く
聞いたのです


今年の春、ある研修のやりかたを、練っていて
読んだ本に、ある製品だとか、あるサービスを
作り出すということは、とてつもなく「すごい」
ことではないか、と、しきりに感心する、著者がいて
(本は、「なるにはbooks」のどれかだったと思います)
これもまた、目から鱗でした


本当にそうだと、思いました
モノづくり、ひとつのサービスを世の中にだす
というのは、とても、たくさんの人の、たいへんな
仕事の力があわさってるのだと、感じます