絵本

小学校のときの、担任の先生が
あるとき、「読み聞かせ」の会をやってるので
来てみてください、という案内をくれました


とっても、うれしくて、その日が都合でいけないことに
とっても、残念で、手紙を書きました


読み聞かせというのは、ずっとあこがれといっていいほど
いいなと思ってる世界です


大好きなマンガ、クッキングパパには、読み聞かせの
世界が書かれていて、自分で読むのとはちがう
その世界にはいりこんでいく、子供たちの姿が
書かれています


絵本は、あるとき、柳田邦男の「大人が絵本に涙するとき」
という本が導入になって、手に取るようになりました


ローレンス・ブルギニョン作 ヴァレリー・ダール絵
「だいじょうぶだよ、ぞうさん
これは、絵本の世界が、自分が知らない深さがあることを
教えてくれた本でした
自分の身内を見送ったことを、思い出しました


ジャン・ジオノ作 フレデリック・バック
「木を植えた男」
この本を読んで、人生とは、と、思いを巡らせたことは
日常のなかで、ともすれば、なにげなく過ごしてしまう
ひとときに、気持ちのいい風を心が受け止めたような
そんな気持ちよさを、感じました


いま、好きな絵本作家は、と、聞かれたら
荒井良二がいる、いせひでこがいます


「本は心の旅路」といいます
旅がすきになり、好きになるという行為そのものが
生きるということに、大きな力を与えると信じられる
ようになりました
絵本は、世界を自分に伝えてくれます
好きですとか、そういうことより、大きい概念で
自分の生きるなかに、あってほしいものとなっています


絵本のよさを、ちょっとでも、知ってほしくて
社員の誕生日に絵本を贈るようになりました
ちょっとだけでも、世界を共有できたら
うれしいなと思います


先日、出会ってから日が浅い人に
自分は、若い人になにか、人生生きていていいこと
たとえば、命の大切さなど、伝えてみたいと
話してみたのです
自分の言葉がなんて、軽いのだろうと
ちょっと、いやになりました
自分は、とっても大事ないいこと伝えたいのに
自分の口は、自分の振る舞いは、全然ふさわしくないように
自分で思ってしまったのです


絵本は、世界を伝えてくれます
そこから、つながる、なにかを、つかんでみたいです