人と仲良くなること

旅をすることだと、聞いたことがあります
できれば、ひとつ、ひとつ、積み上げるような
面倒くさいけど、協力しあうといった、そういう要素の
ある旅。


そういう意味では、キャンプするなんてことは
いいでしょうね
でも、そこまでするのは、体力も時間も大変という
ことがあるでしょうから、やっぱり食事をいっしょにする
できれば、手作りのものを囲んで、食事をする
というのが、いいと思います


人と仲良くなるということ、そのことは、価値あることです
意識して、そういうことを、することがとてもひん
大事なことです


民藝を、広めた、柳宗悦と河井寛治郎が、柳のもっていた
白磁の壺を通して、一瞬で心が溶けたという話が好きです
河井は、こんな壺の美しさを愛でる、柳について、素晴らしいやつに
ちがいないと、瞬間理解したというのですね


このこと、ほんとに素晴らしいともいえます
自分の感性を、信じて、相手がすきな、愛でてる美について
自分の感性に照らして、素晴らしい、それがわかる感性をもつ
相手も素晴らしいと、瞬時に心にはいった、そういうことなんだと
思うのです


ここから、拡大解釈をすれば、感性を磨くことが、人と仲良くなれる
その大本になるといっていいのかなとも、思うのです


アートの話でいえば、自分がすきになっていた
信州、安曇野の風景を描いた、山下大五郎の感性を、私は
信じることができます


川端康成東山魁夷は、美でつながっていたといっていいと
思います
川端が自ら命を絶ったとき、その意味、背景を、東山魁夷は、きっと
その感性でとらえ、悲しいながらも、尊敬と、親愛の心を
さらに深めたのでしょう


そういう高い、つながりに、あこがれます


生きていて、うれしいことは
人と仲良くなること、そういってもいいのではないでしょうか


今日書いた、拡大解釈の定義を、正しいとするならば
人と仲良くなることは、自分の感性を豊かにした、結果でもあり
またきっかけにもなる、素晴らしい、時間、また生きるそのものの
感覚が、わかる、そんなことでしょう。


そうして、生きててよかったと、ちょっとでも多く、ちょっとでも
高いところで、感じれるように、今日も、一日を大切に
生きてみたいです