古いものを訪ねる

歴史を知るということが、好き
ということもあり、古い、町、古い建物
そうしたものを、訪ねるのが好きです


城下町ということに、惹かれます
今年、丹波篠山の城下町を歩いて
楽しみました


古い商家があります
おそらくは、明治の時代から
そのままなのでは、ないかって
見えます


こうした、百年いいえ、数百年と人の営みが
あったであろう、場所を歩くのが好きです


城下町をいくと、その町に伝わるなにかが
あります
けっこう、うつわを訪ねる旅をしますと
いきつくのが、お茶にかかわるところです
茶の湯は、日本の日本らしいところだとも
言われますね
うつわは、もちろん、絵画、和菓子、建築と
総合的な文化のいろいろに、つながっています


丹波では、うつわ作りの作家さんの自宅で、お話を
聞く事ができました
神奈川県出身だという、その作家さんは、丹波の自然を
愛していて、その空気、虫たちの泣き声
そうしたものに囲まれていて、いまの自分があるという
ような話をしてくれました


その作家さんの自宅で、話を聞いていて、2年ほどまえに
訪ねた、石川県加賀市の作家の方を思い出していました


やはり、自然が豊か。家の前を、うぐいが泳ぐ、小川が流れていて
その家のすぐさきは、もう舗装した車道はなくて、山道に
なるという、場祖でした


日本人は、人と相対して、いろんな交流をする
という楽しみを、茶の湯のいろいろに、つなげていく
という風流な気持ちを、はぐくんできた、そんな
素敵な生き方ができた、素晴らしさをもってると
感じます


お茶の道具の、高いのに、どうも敷居の高さを
感じていたのですが、そんなことより
人と、交流するということの、大事な一面を
教えてくれる、いろんなことが、茶の湯には
あるようです


古いものは、伝わってきたもの
古典とよばれるものの、価値を、思うように
その町、建物の古典性、愛でていたいと
思うのです