土鍋

2年ほど、前に三重県の伊賀、に行き
土鍋を求めてきました


伊賀のやきものの、展示してある、施設で聞いた
解説によれば、ここらあたりの人は、焼き物が
やける、土のあるところに住んで、ふだんは
農業をし、やきものを焼いてる
「いざ」というときには、忍者となって
戦国の世を生き抜いたのですよ、とありました


伊賀、の焼き物は、素朴そのものといっていい
土の性質を、活かすという方法で焼くのだと
思います


求めてきた土鍋は、おそらくは、まぜものはなくて
自然の土で、直火ができるようです
ただ、そうした土は、もうなくなりかけていて
ペタライトをまぜたもので、作ってると聞きます


土鍋を使って、いいなと思うのは
まず、湯豆腐です


湯豆腐って、ほんとに、火の通り方で、とっても
おいしい食べかたができうと思うのですね
土鍋で行えば、とっても、気持ちよさそうに
ゆれてる、豆腐をみられます


土鍋と同じ土を使った、花瓶を買って
そこに、花を活けると、長持ちするということも
体験しました


その花瓶の素材である、土が、植物にいいものを
与えるというのですね


それとは、似てるともいえるかもしれないですし
そうでもないかもしれないのですが
土鍋で、煮込んだものは、おいしいと思うのです
やはい、火の通り方がちがう、いいものが
はいってると思います


かつおだし、を使い、いもや、だいこん、ニンジン
など、野菜を、煮込めば、ほんとに単純ですが
日本人が、ふるさとの味と思える、そういう煮込みが
できます


そのとき、土鍋を使えば、おそらくは
味がやはり、ちがうと思うのですね


料理する人なら、知ってる、野菜のめんどりという
ことをしますね
あのことも、必要以上に野菜がぶつかって、にくずれしない
そういう配慮なわけですが、土鍋の、じんわりとしたら
あたたまりかたは、絶対そうしたことにも
つながってる、味の変わる要素だと思います


これから、あたたかいものが、おいしくなる
季節ですね
土鍋で、料理して、あなたを、あたためて、あげたいな