アートを楽しむ

美、を考える


美に、向き合う


それは、スポーツで頂点をめざす人が、自分の身体と
向き合うのに、少し似てるのかもしれません


妥協しないで、上を目指していくということが
似てるのかも、しれません
スポーツでいい試合をみると、テニスにしても、野球にしても
サッカーにしても、自分でそのスポーツを
やりたくなるということがありますね


アートにおいて、心を動かされるなにかがあると
もっと、アートにふれていたくなる
そういうものなのかもしれません


人間に興味がとてもある、私は
アートをしてる、その人そのものに、興味がいくのです


たとえば、時間


備前焼の、作家にあったときに
その作家さん、実際お父様も、作家だったそうですが
弟子入りして、5年間、基礎である、土づくりしか
させてもらえなかったといいます


いまとなっては、その5年間が貴重だったと
ふりかえっておられます
「自分でものをつくれば、どうしてもその作品のこと
作ることに、気持ちがいきます」と語ります
そうではなく、基礎になる、土のことを考えなさい
土を見なさい、と、いう教えだったといいます


それから、「作りたい」という気持ちを醸成する
時間といっていいのではないかと、感じます


いまはなんでも、時間をかけずに、やることが
ふえています
ご存じのとおり、ファーストフードをはじめ
スピーディにやること
お金だってATMでぱっとでてくる


これは、ちょっと考えたほうがいいかもしれないとも
思うのです
人間相手に、スピーディにことを運ぶことばかり
やったら、どうなりますか
おかしくなりますよ


美と、向き合うこと
それは、人間と向き合うことです


美で、人の心を動かすこと
すばらしいです