時間をかける

自分は、いま、どんな状態だろう
自分のいま、やってる仕事って、どんな意味が
あるんだろう


忙しくしてると、忘れてしまう?
意識のなかから、だしてしまう?


なにかに、時間をかけて、じっくり、ゆっくり
取り組むということが、あったほうが
いいと思います


前に書いた、スローフードの話
誰か、いっしょに食事をしようと思う人を
たとえば、自宅に呼んで、その人といっしょに
話したりするのを、思い浮かべながら、料理を
作る


これは、とってもいい時間ですね


「子どもミュージカル」という活動を、ボランティアで
していたことがあって、その仲間が、3年ほどまえに
きてくれたのですね
そのときは、ほんとに楽しくて、あっというまに
時間が過ぎました


それぞれ、思い思いに、自分のいまの仕事だったり、取り組んでること
さらには、家族の話、彼の話、話題はつきない


こうして、「仲間」と雑談かもしれないけど
ときに、気遣い、ときには、やじをとばしたり
なんてことをしてることが、自分の心がどこかで
ぎゅっと、縮こまったようなところがあるのを
のばしてくれるような、心のこりを、ときほぐしてくれる
ような、そんな思いがしたのですね


こういう、パーティは、なんといったらいいか
自分の心の、いやし、ひいては、寿命がのびるというか
また、力強く生きようという、エネルギーがもらえる
いい時間になると思うのです


さらには、ホンモノにふれることです
アートにしても、文学でも、スポーツでも
エネルギーをもらえるものって、あるんだと
感じるのです


先週末は、ちょっと思い立って
うつわを、見に行きました


実は、そろそろ、今日の夕飯の買い物をしておこうかと
思ったとき、よく開く料理の本のなかで、向田邦子さんの
ものがあるのですが、向田さん、うつわが好きだった
という記事があり、旅先でも、日常のなかでも
うつわがある、店にはよく寄っていたという
記述を目にしたのですよ


そのとき、うん、うつわを選ぶということを
したいと、ひらめいたのですね


作り手が、心をこめて、作ったうつわ
手に取ると、伝わってくるものが
あるように、思います


何度も見返します
置いてみて、手に取ってみて
何度も見ます


時間をかけるということは
自分のなかになにか、あるものと、結び付ける
そういうことも、あるのかもしれませんね