自分を出す、場をつくる

場をもつことで、自分という存在が
大きく、輝かせるということができる


学生のとき、演劇をやっていました
ひとつの舞台を作るというのは
かなり、多くの人のエネルギーを
使います


舞台の上にたつ人のほかに、衣装、メイク
大道具、照明、会場設営、そして、演出
プロデゥース、舞台監督


それぞれの立場の人が、いい舞台を造ろう
そのひとつの目的にあわせて、動き出すとき
素晴らしい、仕事となります


舞台って、人生がぎゅっと凝縮された空間なんだって
思いました
どちらかといえば、舞台に立つ人の近くに
いた私は、つい、舞台そのものの作り
演じ手が、セリフをいったり、返したり
つまりは、プレイすることそのものの楽しさ
魅力ということを、先に思っていたのですが
バックで支える、人の、こだわり、思いというのを
知っていくうちに、舞台の魅力が一段と大きくなった
ことを、思い出します


演劇ということは、人間をみつめる、そういう
装置といっていいのかもしれないです


よく、演劇は対立する軸があって成立すると
言います。ヒーローが、悪役をやっつける
勧善懲悪は、舞台のひとつのパターンです
ブコメも、よく使われるのは、ふたりの恋する
男女について、お互いを求めあいながら、いっしょに
生活するというときの、お互いの文化のすれちがいだとか
男女の、考え方、感覚のちがいなどを、軸におりまぜて
なにか、作者の描きたいイメージをうかびあがらせる
手法がとられますね


人生を言葉で、語るなんていうのも、難しすぎる
ことなのですが、試みでするとしたら、演劇の手法に
なぞって、ふたつであるとか、みっつ(そのくらいまでに
しないと、少なくとも、言葉といううつわにいれていくのに
大きくなりすぎて、複雑にもなって、わかりにくい)
の「軸」を決めて、それにそって、展開してみる
ということが、やり方になるでしょう


場を持つこと
自分を輝かせる場を、作っていくこと
このことが、人生の歩み、と、思える
そういう状態を続けるって、いいことに
思えます