堀文子

神奈川県立近代美術館 葉山にて
堀文子、白寿記念の展覧会に行きました


「霧氷」 この世のものとは思えない美しさと、堀自ら言う
霧氷の美しさ


美しいものを、記録すると解説にありました


なにか、自分のなかの、心の動きと結びつけて
どうかしたというより、美そのものを、心とかの
介在なしに、受け止めて、賛歌するのだと
思いました


いままで、たとえば、うつわの作家に会ったときも
そうだし、画家の生き方にふれるときに、どうしても
ある、自分の傾向として、絵そのもの、作品そのものより
その画家、アーティストの生き方に気持ちがいってしまいます


今回もまさに、堀文子という、生き方
美を受け止める、受け止めたいという、生き方に
惹かれます


自分はいかに生きるのか
自分は、どうやったら、より意味のある生き方が
できるのか


もがきつづけ、そのもがくこと、そのものが、生きることだと
いつしか、思うようになり


ときどき、今回の堀文子のように、そういう自分を
はるかに、超越した、仕事をしてるんじゃないか
そういう気持ちにさせてくれる、人と接触したときに
思う、自分の至らなさ、まだまだ、自分は
というか、すごい人はいるものだと


たとえば、色、たとえば、線
そういうことに、もっと目がいって
絵そのものに対するなにかを、思ったら
もっと素敵かもしれませんが・・・


神奈川県の大磯と、軽井沢にアトリエを持ち
いったりきたりしながら、自然を受け止めていたというのも
自分の理想のために、住まいも移す、そういう
生き方と、見えて、とても刺激になりました


海が好きで山が好き


日本人であれば、素直な気持ちのようにも思います


日本画家は、長寿の人が多いと聞きます
その理由は、まだ描きたいという気持ちが
ずっと続いているからだと、聞きました


その気持ちに、少しでも近づきたく
もっと、描きたいというのを、もっと生きたいに
そのまましていく、生き方を、学びたいと
感じました