自尊心

本田 圭佑が、若い人に向かっての講演で
「あなたはもっと自分を好きになったほうがいい」
そういう、言葉をかけていたのを、思い出します


自尊心というのは、どこから、生まれてくるのか
優越感というのは、みようによっては、自分勝手であり
醜い、心の働きではないか?と、思われたりするのですね
でも、自尊心の生まれる、最初って、人より自分は優れてるのでは
という優越感のなかで、はじまるとも、いえると感じるのですね


数週間まえに、はいった、イタリアレストラン。オーナーさんの
息子が無邪気な様子で、店に遊びにきて、なんらかわからない
落書きをしてみたり、歌をうたったりして、微笑ましい風景に
出会ったのですね
そのとき、思ったのは、子供のころは、誰しもが、画家であり
詩人であり、歌手なんですよ


そうした、感性を持ち続けて、アートの世界に進めることが
できれば、ほんとに素敵だと思います


やなせたかしは、みなさんは、アンパンマンの作者として
有名かもしれないのですが、私にとってのやなせは、詩人です


おそらくは、やなせ自身の少年自体の実体験であろう
「川が紫に見えた」という、その体験を詩にした
ものがあり、とても、好きなんですね
自分が、自分だけが感じられた、感動。
その感動を伝えてく、画家というものにあこがれた
瞬間を詩にしたもの、心にささりました


自画自賛、これも、どちらかといえば
自分勝手、自分だけが、まわりの迷惑もかえりみず、なにか
やってる、そういうイメージとくっついて
ときに、なにか、よろしくない、人のわらっちゃうような
シーンで使われたりしてるのですよね


けれど、ここ数年、自画自賛っていいじゃない
自分の好きなことを、自分で褒めてる、そういう時間って
いいじゃないか?って思うのですよ


いいかえれば、自分のことを、好きになれない人は
ずっとずっと、他人からも好きになってもらえない、
そういう要素のなかで、生きるしかなくなるようにも
思うのですよ


自尊心を育てるというのは、できれば、他人からみたときの
そういう視点も忘れないというのも、あるのですが
ときと場合により、他人はほっといて、まず自分が
満足できるのか、自分がやったこと、やってること
自分が好きで居続けられるのか?その1点で考えたほうが
いいとも、思えてきます


ただ、はげましてくれる、人はほしいところですよね