春の食卓

春に食べたいもの
たけのこ、と答えます


自分で作るたけのこ料理は、ふたつです
たけのこご飯、たけのこと鶏の煮物


たけのこご飯、一度は食べたくて、作ります
たきあがったときのなんともいえない、芳香。
たけのこの命の力を感じるのですね


ときどき、千葉へ、ドライブしたり、ということが
あって、千葉の大多喜には、たけのこが売ってるということを
覚えたのです。さて、とれたてのたけのこ、どうしよう?
たけのこという食材は、万能といってもいいくらい
いろいろ、使えます
やったことのあるところでいえば、若竹煮、天ぷら
味噌汁になりますか


それでも、ごはんとあわせると、たけのこの良さがひきだせると
思うのですね
ときどき、ご飯という存在が、なんて日本人に生まれてよかったというか
おいしいものだと、つくづく思うことがあります


ご飯に味噌汁、おつけもの、これでもう他にはいらないよ
なんて、声もでてきそうです
これはまるで、フランス人が、バゲットとワインでもう他にはいらない
ときには、チーズというのも入りますが・・・
それに似てるというか、それ以上の思い入れとも、思うのです


そこに、香りいっぱいのたけのこです


実際のところ、ご飯、炊き込みご飯も炊飯器で
炊いてしまいます
炊き込みご飯は、ちょっと気分を変えたいときの
強い味方です
たとえば、鶏ときのこ、あさり、しじみ
もちろん、鯛をはじめ、魚たち。
忘れてはならないのが、秋の栗ですね


こうやって、いろいろでてきますが、たけのこという食材の
良さを活かす、という意味では、炊き込みご飯
よくぞ、ご飯という存在があった、そう思うのです


今年は、京都できれいな、竹林をみる機会があり
たけのこ、そのときから、食べたいという思いがつのりました


ぜひ、一度といわず、たけのこ、食べたい


炊き込みご飯という意味では、人があつまるときに
食べたいというのも、思います
何度か、炊き込みご飯で、おもてなし、ってしたこと
あるのですが、まず、喜んでくれます
以外に、炊き込みご飯をみなさん、造らないのだなと
気が付きます


旬を食するのは、生きててよかったと思える瞬間のように
思います。それは、単に、胃袋を満たすというより
もっと、生きようという力を増す、なにかがあると、思っています