ジョン・リーチのマグ

世田谷、ギャラリー・セントアイブスに行ってみました


手に取ったのは、バーナード・リーチの孫、ジョン・リーチが作った
というマグカップ
なんて、日本的なんだろうと、感じます
いいえ、バーナード・リーチの孫というつながりが
そう思わせる、それは否定しません。ですが、おそらくは
ジョン・リーチその人が、追い求めてるものが
何人か日本で会った、作家と似てるということになると
思うのです


火と、土。その基本を思う
自分の作りたいものは、あるけど、火であり、土を支配するように
自分の作りたいものを作るのではない


自然と、なじみ、自然に生かされながら、自分の作りたいものを
追いかけていくと言う表現がいいだろうか


火と、土、その素材に、時間をかけて向き合ってるのを、感じるのです


日本で、陶芸で生きてる人は、自然と、自分と向き合ってるのを
感じました。日本人の心は、自然を受け取る柔軟さがいいのだと
感じることもできました


うつわ、作りは、偶然といっていい、できの良さがあるように
思います
だけど、偶然の重なりかもしれないけど、ただ、それを待ってるのでは
ないですね。
いいめぐりあわせがうくるように、準備をし、心を整えで
うつわ作りを、やり続けるといっていいと感じます


マグをながめます
色が、炎をうけて、変わったんだと言うことを、感じるような
表面です
これで、お茶をいれて、飲みたいと、自然と、思いました


ギャラリー・セントアイブスを知るきっかけになった、丹波
柴田さんは、自然を愛し、自然のなかで作るうつわを、教えてくれました


バーナード・リーチという、日本を愛した、イギリス人が
日本のうつわを、愛でて足跡を残したということが
感じられる、そのことに、感動します


教えがあるから、そうしたうつわが生まれてる、それは
あまりにも安易な想像かもしれないです
おそらく、バーナード・リーチが感じたもの、日本で
うけとったもの、そうしたものが、ジョン・リーチが
目指したものと重なってるのです


そうしたことは、やっぱり、「言葉」で伝わるなんて
ことは、難しくて、柴田さんが、後継者の息子さんに
まず、土を選び、窯を作る。そうした時間をかけて、やるということで
伝えようとしてること、きっと、そのなかのなにかエッセンスが
人を、気づかせ、人を成長させて、目や耳、感覚を
鍛えていくにちがいありません


成長という意味を、また、思う、いいヒントになりそうです