アットホームな会社

社員同志が仲がいい
人間関係が、良好で、ぎすぎすしていない
そういう意味で、アットホームな会社と言ってると
思います
日経新聞、7月24日付夕刊、「就活のリアル」にて
そのことが、学生が気にする、1番目のアンケード上での
「どんな会社で働きたいか」の項目だといいます


アットホームが上記に書いたことは、実際私であり
私が経営するシステマーズにおいて、大切に
してることです


ちょっと心配なのは、アットホームな会社をめざすいまの
学生のかた、そして選んでくれた、若いわが社の社員が
アットホームを拡大解釈し、「厳しいことを言われない」
「必要な義務を、あいまいにしても、いける」といった
ことに、結び付けていると、とても心配です


少し厳しめなことを、書きますと、学生だった人が
社会人として、成果をだすようになるというのは、結構
大変です
学校の先生が、当人ならできるかなという課題をだしたり
して、それができたら、褒められる学校と
無理難題を言ってくる、お客様の要求を実現して
お金をもらう、社会人とちがって、あたりませです


システム・エンジニアという職種を選んで、いったん
直接はお客様の顔は、あまり意識しないで、とりあえず
フレームにのっかった、成果をだしたりする、というのが
求められたりすると、一見、学校の課題に近いと
勘違いする人が、多いようです


実際のところ、その担当者としての責任をはたすということの
なかに、事前に準備する、必要なことを言われなくても
調べて、言外に含まれる要求はなんなのか、読み取る
そういうことは、入ってるということが、あるのですが
目の前のことを、すればよし、そして、仕事の仕事として、たいへん
重要なことにつながる、「主体的な努力」といったことは
やり続けるのは、かなり大変ですから、さぼる。


こうしたこと、自ら考えて、気づくということが大事なのですが
ふわふわと、ぬるま湯ののようなところで、とどまっていたいと
思ってると「見える」人がいかに多いことか?


そうしたことを、アットホームという言葉のなかに
期待してるとしたら、まず「社会人」って、どんな存在なの
ということを、真剣に考えてみてほしい


主体的な努力をしてるよ、という人が、ときに相談し
努力するということにおいて、情報交換をしやすい
そういう意味で、人間関係が良好。お互い深いものを
求めてるから、ときに、必要となれば、いっとき
「耳に痛い」ことも、仲間として言うという場面は
あるのが、健全。


ま、私がここに書いてるのは、理想といっていいことを
描く、くせがあります
でもね、仕事してる、ある部分、理想といえるなにかを
やってるということがないと、人間の成長ってきついです
すべてが、理想の状態というのは、もちろんそうそうないでしょう
でも部分的には、特に自分のやれる努力が及ぶところでは
理想の状態を、実現してることが、必要ということも、あるのでは
ないでしょうか?