徳川時代から続く日本のよさ

NHK 歴史秘話ヒストリアから


墨夷応接録。
幕末、黒船にのってきた、ペリーと相対した
林大学頭が記した、ペリーとのやりとり。
ここから見えてくるのは、幕府は十分な準備をし
かつ、作戦を練って、「対等」に近い交渉をした
ということ。かつ、こういうやりとりは、アメリカと
したほうがいいという判断もしていたということ


あれれ、確か教科書には、幕府は弱腰、言われるまま
開国した、とでてるじゃないか?
そう、教科書は、勝者、明治政府の意向で書かれたもの
明治政府を作った人は徳川政権を倒していて、徳川の
やったことは、否定してなりたってるところがある


もちろん、矛盾だったり、近代化にはそぐわないことも
たくさんあったかもしれない、徳川時代。でも
上記の事実をもってしても、はたして、そんなに
悪いことばかりとも言えるのか?


「徳川がつくった、先進国日本」 by 磯田道史


この本によれば、260年の平和な時代、まず人命尊重
ということ、この考えのもと、社会を、人々の考えを
その方向に導き、世の中に浸透させたというのは、徳川時代
大きな功績だと、書いています


内乱がない。
これは素晴らしいことです。戦国時代から、平和な時代へ
この移行はなんて素晴らしいのかと、思います


こうしてみてくると、日本のよさ、日本の住みやすさ
治安のよさ、これはやっぱり、徳川のときからの
ゆずりうけた、大変大きな財産だと思えてくるのです


日本人に生まれて、これから生きていく私たちとして
日本人の素晴らしさを知るということは、なんて大事な
ことでしょう
それは、自分の家族を知り、自分がいる環境を知ることと
同時に、必ず必要な、生き方の一歩、基本といっていい
のではないでしょうか


日本には、人を信頼する、そういう心を持った人がいる
文学を、愛し、アートも、理数系のあれこれも、愛する
文化を高く学ぶ気風があり、茶道、といった日本独自の
文化を育む


なんて素晴らしいでしょう
誇りに思いたいことです