和風いん越路

谷川岳山系に、源を持つ、魚野川
その名の通り、アユがいて、雪国の清流といって、ふさわしい
姿です。江戸時代、明治には、魚野川の六日町まで
舟が遡上したといいます。その六日町から、山に向かって
川沿いに上り、ここからは、まさに山がはじまってるなという
少し、高くなってるところに、和風いん越路が
ありました


ごく近くの、舞子スノーリゾートにお邪魔するようになり
それから、一度泊まってみたら、その素材をいかした料理と
あったかい、家族の雰囲気に魅せられ、私はリピーターに
なりました


今年のはじめ、どこか、社員が農業体験できるところが
ないかな、と社内で話題になったとき、越路さんの
存在が、ふわっと頭に上りました。そういえば
学生さんが、野菜の収穫体験をしたって、越路さんの
ブログに載っていた・・・お願いすれば、叶うかも
しれない


越路さんに、お邪魔して、思っていたのは雪国の人の
もつ、あったかさ、であり、人間としての、なんといえば
いいのかな。冬の間、じっと耐えるそういうことを知る
人のみがもつ、人間の大切なところを知ってる、そんな
感じがするのです


今、そうですね、どこまでといわれて、いったん、平成の世
ここ30年としましょうか?
街にはコンビニがあふれ、インターネットで買いものができるし
都市には、それこそいろんな仕事ができた。いいこともあります
世界の人、遠く離れた人と、つながりやすくなった。
もうすぐの技術は、自動運転であり、介護ロボットといったことを
可能にして、それまでできなかった、サービスが実現します


そうなのですが、人間として、大切なこと
だんだん、疎かにしてしまってる人が、いかに多いのか?
あいさつだったり、いい話し合いをすること
なによりも、「人を信じる」態度。そうしたことが
下手、になっていく、いわば「退化」していく、人間たち。


そんなこんなを、感じていて、雪国、しかも農家を営む
越路の皆さんと接することができて、親しく関わることが
できて、ほんの少しかもしれないけど、ああ、やっぱり
人間って、素晴らしい、生きるって素晴らしいと感じました


餅つき、その餅をそのまま、まるめて食べたり
さつまいも、アスパラ菜を収穫すること
とても、貴重な体験をさせてもらいました


なんといっても、食事がおいしいこと
幹夫さんの料理が、舌にももちろんですが、心の栄養として
しみるって、気がしました


越路のみなさん、本当にお世話になりました
心のあたたまる、食事も大満足、アクティビティも
充実の社員旅行ができました