自分で思ったこと、感じたこと

ひとつの、言葉が、ひとつの感性を
表す、そういう文章を読んで、ああ、と
思い当たることがあります


なにかを好きになること、これを感性と
このブログで呼んでいたのですが、本来の
感性という意味は、もっと広いのかも
しれないと思いました


感性というと、思い出すこと。トレッキングのやり方
楽しみ方を、紹介している、テレビ番組で登山道に
ときどきみかける、赤い布の目印があります。
このひもきれが、好きだ、というのですね
え?
でもそうなんですよ。好きになるってことは
他のだれも、目に止めないものに、こだわって
いろいろ思う、つまりは好きになるってことです


数年前に当社に入社してくれた、社員がいて、その
社員と大学の時のゼミの先生を訪ねたときに
感性デザインを研究されてる、ということを聞きました
人間はどんなデザインを好きになるのか、ということを
研究されるというのですね


いま、取り組んでいる自分の課題は、いかに社員のみんなに
いい仕事をしてもらうか?そのためにどんなことに
自ら気づき、その気づきのための、なにかやりとり
やりとりが起こるための「触媒」といったことを
さがしたり、ということが、メインのこととなります


いいやりとり、通常は話し合い(話す以外のやりとりも
大事ですが)のなかで、自ら気づくということに
注力したいのですね
なぜなら、口で○○をやりなさい、と言ってしまうのは
あるときは、必要でもあるでしょうが、多くの場合
上から目線で、「押し付けられた」という感覚とともに
受けとるということに、なるという、心配があるからです


私も20代のとき、よく感じたのですが、仕事はこれをやれ
こうやるのがいいんだ、ということ、もちろん反発ばっかりでは
ないにせよ、押し付けられるって、やっぱり気持ちのいいもの
ではありません。実際は経験少ない人が、経験豊富な人の
アドバイスをもらうのは普通だし、貴重な情報源ということも
たくさんあるんですよね。だけど、組織のなかで、
「えらい」人の言うことを聞くというのに、やっぱりすんなりは
できない、はねっかえり的な自分だったということが
ありそうで、どこかで、ちがうな、と思っていました


やっぱり、自分で、自分の思い、感覚でこうなんだ、やってみよう
ということを、感じてほしいことです


先日も、先輩だったら、後輩がこんなふうな経験したほうがいいな
それを通じて、ひとつ技術者として成長する、そういう気持ちで
接してほしいな。ついては、自分のいま指示で動く後輩が
成長できるように、言葉だけでなく、仕向けるということを
やってくれないか?という話をしました・・・
私からその話をされた、社員は、きっと挑戦してくれると
思います


感性は、心の向き具合を表す・・・
でいいのでしょうかね