食事をすることでつながる

来月は、2020年に当社に入社予定の学生さんを
我が家に呼びます


数えると、8年ほど、続けてるささやかなイベントです
そして、学生さんだけでなく、社員の何人かも
来てもらいます


ひとつ、その狙いといったこと。同じ釜のメシを
食べた、そういう経験です。いっしょに食事することで
ただ、お話をするだけより、親近感が増すだろうという
意図ですね
それから、「釜のめし」といいましたが、それを
実感してもらうのに、学生さんには、自分も食べますが
先輩に食べてもらうべく、おにぎりを作ってもらいます


自分で作ったものを、誰かに食べてもらう
こういうことも、おそらくは学生さんであった、人は
そうですね、アルバイトということ以外はない
と想像します
家族はそういうことを、してきて、絆を深めますね
食事は大切な触媒といっていいと思います


いっしょに食事をすれば、その人の好きなものも
わかるし、食べっぷりから、その日の体調も
おおよそはわかる、ということがあります
おいしいものを食べて、いっしょに笑顔になれば
仲間に近づいたということを、感じることができると
思います


数か月前です。大泉洋が主演する、「空のレストラン」
なる映画をみる機会がありました
言ってみれば、収穫祭のように、北海道のある村で
その土地でとれたものを、振る舞う、季節限定の
レストラン。
自分で食材から作ったものを、人に食べていただく
これは大きな喜びだと思います


現代の世の中は、効率化、経済の発展に伴い
その土地でとれたものを食べるということ、こんな
単純なことが、うまくできなくなってるのだと
思います。ここに、人と人がつながるにつながれない
苦しさのひとつがあるようです


あたりまえですが、その土地で一番おいしいものは
その土地でとれた、新鮮なものです
またその土地に根付いた、料理です
こういうことを、感じながら、まさに「土」を感じながら
生きることが、人間には必要なのに、と、思う
ことがあります


人と人の絆を作ること
その触媒となるものが、土地だったり、地域に
くっついた、なにかを、持ちたいですね