不動明王

京都の聖護院にお参りしたときに、思いがけず
お会いした、お坊様が、不動明王の恐ろしげな顔は
その後ろに、親の愛情をたっぷりもつということがあり
そのうえで、「間違いを正す」ということをしようと
そういう、顔なのだと、教えていただきました


親であり、リーダーは必ず持たなくては、その子供
メンバーが間違いをしたときに、困る、そういう人間の
大事な一面でしょう。


先日、あるセミナーにでかけて、リーダーシップ論の
いったんの話になったときに、いまどきの法律で
パワハラをしては、いけません、メンタルヘルス
面からは、まず、相手が話したくなるようなことが
あって、進めないと、だめですと、話がでます


確かに、そうなんでしょうと、思うと同時に
あれ、不動明王の顔が、親心につながってるんだと
感じる、日本人の感性は、もうないのかしらと
聖護院での出来事を、思い出していました


1か月くらいまえに、社員に、この聖護院での
不動明王の顔の話をして、リーダーだったら
まず理解できなくては、指導は難しいよね
あなたは、不動明王になれますか?といったことを
話したのです


「ポカン」とした、といったら、言い過ぎなのですが
私が聖護院で、感じたこととのギャップを
感じました。もちろん、お坊様の生き方に根付いた
話と、それを聞いた私が伝えた、その迫力であり
雰囲気は、もうちがうでしょう
ですが・・・
リーダーとはと、少なくとも考えてくれてるとしたら
ちょっと、物足りないものも、感じるのですよ


リーダーであれば、「伝える」ということに
心砕いて、ほしいところです
だから、父性、母性、両方のアプローチが
ほしいし、そのことは、同じタイミングで
同じ人が伝えるなんて、とても難しいでしょう
そういうことに、気づいていれば、特に「父性」の
部分、伝えるのが苦手と気づくのでは、ないでしょうかね


働き方改革」ということが、法律でも
という話を聞いたときに、「違和感」を感じるのは
経営者のみならず、おそらくは相当の組織で
働いていて、また「改革」ということを意識した
ことがある人なら、相当な割合ではないかと
感じるのです


パワハラメンタルヘルス
確かに、意識して、大切に扱う必要はあります
そうだと思います。ところが、その基準になるはずの
感覚は、かなりあやしい、とも、思えてならないのです