人間力

それは、お願いする、あやまる、といったことが基本です
実は、いま、お願いしたり、あやまったりということが
下手になってる、そういうことを、感じます


「不寛容」ということが、キーワードであがります


あれ、日本人って、もっと人情だとかいって、つまり
似てる人というか、相手の気持ちを慮って、生きられる
チームを作れば、チームワークのいいものができる
そうしたことが、できて、それが強み、といっていたのに
ずいぶん、そうしたことは、退化してしまった?のでは
という危惧を持ちます


あるとき、チューター制といって、先輩社員が、後輩のことに
ついて、時間を作って、話を聞く、これを、業務として
やってくれ、ということを会社でやってみました
しくみとして、ああいいなと思いました。いいえ
そのやること自体はいいのです。ただ、やり方
進めたかが、うまくいかない。つまりは、お願いする
ということについて、順序をふむだとか、前もって
これこれを案内するということが、不十分ゆえ
うまく機能しない。そういうことが、起こりました


仕事は、毎日のことです。そして仕事って、必ずといっていいほど
不測のことが起こります。たとえば、メンバーの体調不良、
予期しない、仕事での変更、いろんな経年劣化といっていいことに
気づかないことから、出る、不具合。


日本人は、そうした不測のことへの、対処といったことが
とても、よくできていたといっていいのではないでしょうか?
だから、システム化という、マニュアル化、これときめたら
なかなか、フレキシブルな対応はできなくなる、ルール化と
いったことを、あえてやらないで、仕事を回してきた
そのほうが、仕事自体の質があがるのだということを
知っていた、といっていいでしょう


ただ、そうするためには、運営するスタッフの一定以上の
能力、コミュニケーションの良さがあってこそ、ということが
あります


少子化、ということがあります。ゆとり教育ということがあります
人と人の絆、事態の希薄化といっていい、現象があります
嘆いていても、なにも変わらない、そう思って、微力ながら
コミュニケーションのトレーニングらしきものをやります


スポーツでもそうですが、人間は「意識して」
やれば、身に着けられるものはたくさんあります
まず、身に着けようと思うかどうか、やっぱりここがとても
大事と、思えてきます