やりたい、と思う

別所哲也氏は、アメリカでショートプレイ、つまり
短い演劇のいくつかをみて、感銘をうけ、自ら
日本で、ショートプレイの祭りを立ち上げたと、昨日の
日経新聞で読みました


ショートプレイ、懐かしい


実は別所氏もそうのようですが、大学のESSという英会話サークルにて
演劇をやるという活動をしてる大学があります
別所氏は、日本で戦前からある、リーグを組む、慶応で
キャストでスタートしたとのことです
演劇とは、なにか?それを知るのに、演劇の短いものを実際
やってみよう、そういうことで、ショートプレイに
取り組む。


やりましたね。Post early for christmas,
The show must go on
など。そのなかのセリフをいまでもいえるくらいです


人間、やりたいことがあったら、やる、そういうスタンスって
ものすごく大事のように、思います
もちろん、やりたいとなったら、なにをやってもいいなんてことは
ないでしょう。世の中に誰がみても迷惑なことをすれば
ただの、やっかいな人です


やりたいから、やる。しかも、ある心意気がいると思いますね
自分がいいと思った、価値を共有しよう、という心意気ですかね
ビジネスにおいてもそうなのだと思うのですが、たとえば、農家が
自分で作ってる野菜、おいしいと思って、それを食べてほしいって
やってるか?
メーカーだったら、自分たちの作る製品について、自分がいいと思って
どんな大切な人にも使ってほしいというものを、作っているか
そういう、ベースの大切なことが、大事にされてこそ、ビジネスであり
人と人が協力してやる、いろんなことが、長く続き、その価値を
認めるということがあるのだと思います


別所氏は、演劇の楽しさ、そして、人間として、そのなかにある
なにかを磨くのに、素晴らしい効果がある、ということを
共有したい、そういう思いでやってるのだと、記事を読みながら
思いました


ときどき、社員研修などで、頭を柔軟にして、相手の立場にたって
物事をみる、そんなトレーニングをしたいなと思うときがあります
そういうとき、ちらっと思い浮かぶのが、演劇です
研修でよくとりいれる、ワーク・ショップの手法のひとつに
ロールプレイということがあるのですが、この相手の立場にたつとか
その立場の考え方に、自分がならうということが、どうも下手な
人が多いように思います


河合隼雄先生は、カウンセリングと演劇は似ていますと、著書で説明
してくれます。演じるということは、その演じる対象の人物の
人生を生きてみるということだと、言います
そうであるなら、ますます、演劇ということの、すばらしさが
光ります


別所氏の、やりたいことを、やっていく。それも
人にその価値を伝えていくということ、ぜひ、取り入れたいと
思いました