紅葉を追う

秋を彩る、植物たちが、いますね
紅葉するということ、身近なものでいえば
いちょう、桜という落葉樹は、紅葉するといっていいでしょう


先週、NHKブラタモリをみていると、高尾山の尾根道、つまりは
参道になるのだと思うのですが、左右で、常緑広葉樹と落葉広葉樹が
ぴたりとそこで、別れてるのがみえて、面白かったです


常緑広葉樹は、あたたかい、日本でいえば、日本列島の南西側に
多い。落葉広葉樹は、その反対で、北東に多い。そして、東京の
西の端に、位置する、高尾山は、その分岐点にいるというのですね


もう10年まえくらいになります
どうしても、北アルプス、涸沢の紅葉が見たいということで
でかけたことがあります。いま、10月6日だと、もう紅葉の見ごろは
過ぎたかなというそういう時期です
涸沢の、メインの紅葉する、植物はナナカマドです
あの、ナナカマドの、朱色がよくて、しばらくナナカマドが
気になっていました


涸沢で、紅葉がきれいなのは、その昼と夜の温度差、
また、カール地形が、風をさえぎり、葉と葉がこすれてしまう
のを、防ぐゆえの、美しさだというのですね
このカール地形は、氷河が削った後、ということで
それが、スイスにみられる、アルプスの光景と、長野、岐阜
富山にまたがる、日本アルプスの地形に似てるゆえ、
そこを、愛でて名前をつけたのだと、ガテンがいきました


関東の南に住んでいると、いちょうくらいで、あんまり日常で
紅葉を楽しめるということが、少ないです
これも、テレビからの情報なのですが、信州をつらぬく、小海線
車窓から、秋の錦を眺めることができる、と、ありました
いつか、そういう時期に、乗ってみたいと
思います。そろそろ、近いのかなと思います


今年の夏に、その小海線の沿線、そのときは車ででかけていますが
大好きな、奥村土牛の記念美術館に行ってきました
自叙伝を読むと、その生き方が、絵、そのものに見える、土牛さんですが
そのときも、スケッチ、風景画、人物画、どれもが、「見よう」
「生き方を、描こう」という、姿勢につらぬかれてると、見えるもので
見ていて、じぃっとみてしまう、そんな時間を過ごせました


季節を書いた、絵というと、東山魁夷の、京洛四季を思い出します
春、夏の緑、秋の錦といっていい、色とりどり。
いつか、東山の京都の見た場所を、順繰りに行きたいと思います


「秋」という季節が来ると、四季があることが、なんて
素晴らしいのだ、と、思う人が多いように思います
どうも、10月と聞くと、秋を楽しむ間もなく、年末に近く
ばたばたと、過ごしてしまうのですが、今年は、1度か2度でいい
紅葉をゆっくりとみてみたい


さて、どこに行くのがいいでしょうか
それでもやっぱり、渋滞とセットですかね