リアルに会うと迫力が違いますね

つい先日、親しくさせてもらってる、同業の会社の
役員の方と話していて、ある商談の成功談、失敗例
みたいな情報をちょうだいし、もちろん、限られた時間だし
詳細な話までつっこんでいないのですが、迫力が
ありました


お互い、営業をしてきたという共通点、ITという共通点が
あるから、話せてるということもあります
オンラインの会議では、やっぱりできなそうな、
伝わり方、迫力ある、真実感というのを
感じました


思い出してみれば、営業というのは、実際体験とか
その場にいなくても、相手が想像力を働かせて
そのサービス、その製品がいいな、ほしいなと思わせる
トークができることだ、と、言い換えることができそうです


その失敗例といった類の話は、システムのパフォーマンスの
話でした
私自身、同じ環境であっても、たとえば、DBのSQLの組み方ひとつで
数十倍の速さの違いというのがあるのだというのは
何度もみていました
こういう話は、作る側の理屈だけでみてしまいがちな
技術者側の、視点が多い、ITの会社の人間の立場が
ときどき、邪魔をします。やっぱりユーザの視点にたてるのか
ということが、必要になります


いまどき、100人で動いてるシステムが、1000人で、パフォーマンスが
悪くなってる。「高々1000人というふうに、見えるね」という
話になりました
なるほど・・・
経験値からすると、言われたとおりです


別の観点で、このやりとりをみてみると
失敗例といったことを、話したり、話してくれたり
そういう関係というのが、とても大事だなと、思っています
固有名詞までだすのかどうかというのは、普通はださないとなりますが
自分は、自社はこんな取り組みをして、はたして、うまくいってない
ようにみえる。こうしたことを、すぱっと聞けるのは
とても貴重です


うれしいのは、そうしたことを、話してくれるという
こちらへの信頼感です
自分もそうでしたが、自分の失敗したこととか、うまく話せない
ものです
ですが、相手が聞きたいのは、自慢話ではない、なまなましい
失敗した例、ということ、多くないでしょうか


ITの仕事(もっといえば、業界に限らず)失敗、手探りって
とっても多いのではないでしょうか
ITの仕事でいえば、人間はミスをするということを、前提に
スケジュール組むのは常識ですし、そうした、小さな失敗は
見通しをもって、スケジュールしていくというのが、逆に
評価される対象だともいえると思います


私ももう30年くらい、業界でめしを食べてきました
だから、どういう、話は信じられて、こういう話だと
あれ、ずいぶん、「粉飾決算」してるじゃないというのは
においで、わかる部分があります


誰しも、罪のない範囲だなんて、自分ではかって
粉飾決算の話をしたいものです。そういう弱さが人間にはある
だけど、そうして自分でごまかしながら話せば、わかる人には
わかるし、迫力はないんですよ


もちろん、感染症への心配を減らすうえで、可能な打合せは
どんどん、オンラインもいいでしょう
だけど、リアルの迫力って、どう使うのかも、頭にいれておきたい
そう思った、時間でした