上から目線

日経新聞 2020/12/27 『うたごころは科学する』 坂井修一

(一部引用)
決して力強いとはいえないが、リョービンには、人間に必要な
自立心と良識が備わってる。そう、自立心と良識があれば
腕力がなくとも、不器用であっても、地位やお金が得られなくても
しっかりした歩みができるはずだ
(中略)
21世紀のいまは、全然違う時代だ。このグローバル資本主義
世界でリョービンのような呑気な考えでは生きていけない
(中略)
今の世界でも、リョービンのような立場にたつことは、試みても
いいと思う
いったいどうすればいいか


「視野を広くしながら、上から目線にならない」


引用終


このこと、実際のところ、言い方の微妙なニュアンスは
あるかもしれないが、まさに我が意を得たりと思った
言葉です


視野を広くしながら。このあたり、20代から思っていたのは
なぜ、源義経は、頼朝の怒りを得たのか?
永井路子は、中世の幕開けにあって、荘園領主とその雇われだった
貴族と武士の関係を、変えようとしていた、頼朝の時代を開く
考えがあり、それを理解せず、中央政府、院のいわば、
手のひらで踊ってる義経がいたと、語っていますね


こうした、時代変化ということに、しっかり目を開き
ときがくれば、行動もする。そうでなければ、人を指示して
仕事していこう、そういうリーダとしては、失格だろう
そういうことは、思っていました


もっとも、いま、大きな変革の時代といっていいなかで
はたして、自分自身が、義経のような行動をとっていないのか
自戒をこめて、目を凝らしてみる必要はあるかもしれません


さて、上から目線にならずに・・・


上司と部下といった、力関係がどうしても生じてしまう
人間関係において、上司が「強制する」「一方的」
「提案を受け付けない」といった、態度で接するのを
とても、いやだなと思う、自分がいます


そうなのですが、会社という存在を抱えて、その存続、繁栄を
考える、上司として、その考えに沿って、動いてくれない
担当者に、どうしても一部は、こうやってくれ、と、半ば
強制するという事柄はでてくる


ただ、上から目線で言いたくない
できれば、目線はいっしょにして、会社を存続発展にあなたは
どうしたらいいのか?と問い続けたい

 

ひとつ、「学ぶ」「自主的な考え」「前向きな行動」

望ましい行動をしてもらうのに、上から目線というのが

とてもブレーキになってるということを時々感じます

ゆえ、自分が上から目線になるということを、避けようとして

気を配ってるつもりです

もっとも、人間は複雑なもの。私がそういう配慮をしてる

そのこと自体を、いやだなと思う人だっているかもしれまえんが・・・