文脈理解力

仕事のための、12の基礎力 大久保幸夫
この本のなかで、大久保は文脈理解力という力をあげて
文脈のちがう人と、コミュニケーションを積む、経験が
大事だと、言います
育った環境、所属する社会がちがうこと
文章表現、使う用語がちがうことがるのだと、いいます


先日、確か新聞だったと思います
地方と、都会のちがいとして、タクシーの扱いが
ありました
「すぐ、捕まるか」「料金に対しての認識」
といったことが、まるでちがうと、ありました
つまり、都会、と地方だと
都会:すぐつかまり、料金は高くない
地方:つかまらない。料金はとても高い


タクシーの、走ってる割合が、都会と地方でちがうのは
容易に想像つきます。あれ?料金って変わるの?
いいえ、料金は基本距離当たりでいっしょとしても
都会と、地方は、移動する距離がちがうのです


こんなふうに、育った、住んでる環境において
その身の回りのことが、えらく感覚がちがうということは
よくあるのです
こうしたことは、じゃあ、アポイントしましょうということの
ひとつの感覚も、住んでる場所により、かなり重みが違う
ということがある、といっていいでしょうね


いま感染症のことで、これから書くことも、感覚がかわってるのですが
東京で仕事するということ、これ、アポイントということで
大きなことがあると思っていますし、おそらくはこれからも
あると思うのです
都内に、オフィスがあると、相手のオフィスまでは、15分からかかっても30分で
つきます。このことが前提で物事がすすんでいた、と思います


私はよく、移動しながら、いろいろ考えたり、次のことに
向けて、ちょっとした準備をしたりというのが、ありました
15分とか30分というのは、ちょうどいい、時間のあいまといっていいです
これが、1時間かかってしまうと、複数の訪問をするというのは
相当きつくなります


さて、文脈理解力
大久保氏は、経験することで、積み上げるという描き方を
しています。トレーニングにはそれしかないのでしょうか?
経験するということ、これは少なくとも相手とは、〇〇において
感覚が違う、これを知ったうえで、いっしょになにかの
合意をもったり、相手のアピールをよく分析したり、そんな
ことでしょうかね


相手と、〇〇が違う。この違いというのを、まず認めて
それがどんなインパクトか、知って話すって、実際、大変でも
あるのですが、やってみると、そこそこ楽しかったりもします


まず、誰しもやることが、なにかしらの共通点から広げていって
なにか、決めなくてはいけない(それこそ、いっしょに食事する場所
くらいの話から)ときには、足して2で割る方法をとるのが
あります


そこで、満足しないこと、とも、思います
足して2で割るというのも、時間差だとか、重みづけの変化を
やれば、バリエーションはでます
そして、できれば、相手の身になってみる、そういうことも
ぜひ、経験したいことです
経験したほうが、少なくとも、人生豊かになります