ハイジに学ぶ

アルプスの少女ハイジ、小説で読んでとても、いい感じで
読めて、原作者のヨハンナ・シュピリにも、興味がわきました


世界観、ということがあります
スイスの自然のすばらしさ、アルプスという、氷河が作った
景観の、美しさ、を背景に、物語は進みます
アルプスの美しさと、競うかというように、ハイジの
純粋、かつ感性豊かな、人柄が、まわりの人の人生を
豊かに、うれしいものに、変えていくのです


こうしたこと、実は、リアルに私たちの世界にも
あることなのでは?ということを、思います
チームの中心人物というのは、多かれ少なかれ
そのチームの参加する人の人生を豊かにする、そういう
責任、役割があるといっていいと思います


たとえば、新入社員のマンツーマンの指導者に
なったとしましょう
こうした、日常にありそうな、役割が自分に与えられたということ
そのこと、責任を思うと、社会人になってはじめてふれる仕事の
導き役ということですよね。20代における仕事の意味、重み
苦しさ、楽しさを、どう受け止めるかで、その人の人生
変わると思いませんか?


例えば、スポーツのチームとします
自分のやってるトレーニング、自分のやってる練習
そうしたことを身近で感じて、見て、理解し、はげまして
くれる人。実はすごく重要ではありませんか?
その人の応援で、ひとがんばり。それがたとえば、地域対抗の
試合でいい、活かせたとします
そのことが、そのスポーツを強く愛す気持ちになるし
もしかしたら、ずっと続けていけるかもしれない
これも、人生を左右したということになりませんか?


ハイジは、アルムのおじいさんに世話になり
おじいさんの生き方を、軌道修正する、きっかけに
なります
人が育てば、学校にいく、家族以外の人間関係も
作っていく。そのとき、自分がその邪魔をするというのは
いかんとも、避けたい。もちろん愛する人のため、ということも
ある。そうして、目を開いてみると、一度、ななめにみて
この人たちは、自分を憎んでるだとか、いいことないと
切り捨てた人間関係。その考えは、自分のほうが偏屈だったのだと
気づく


クララは、経済的には何不自由ない、お金持ちの子供
だけど、健康を損ない、歩けない
そうしたクララの友達となった、ハイジは、クララが
アルプスにきて、その自然を感じ、元気になりたいと
思っている、その気持ちに添って、歩けるように
後押しする


ハイジだからできたこと
いいえ、ハイジのように、純粋、かつ、感性が豊か
また、まわりにいる人と、いい生き方を響きあいという
ことが起こり、クララに、もっと生きよう、もっと
よりよく、人生を歩んでいこうと、手をさしのべる


こうして、ストーリィをたどっていくと
生き方の教科書のようにも、思えてくるのです
自然を愛し、歳をとるということを、肯定し
感性豊かに生きるということが、人を活かす
人生を、救うということを、指し示している


ハイジには、ある普遍性、古典性といったことも感じる
すばらしさがありますね。
ハイジのふるさとにいきたくなります
ハイジが生きた、軌跡を知りたくなります