あったかーい、食べ物

冬来たりければ、春遠からじ
この言葉を、思う、12月の到来です
寒い季節、なによりうれしいのは、あたたかい食べ物
ですね。先日、家で雑炊をすすり、そのあたたかさが
うれしいなと、思って、季節が進んでるのを、思いました


雑炊には、にんじん、ねぎ、さつまいも、といった根菜
それから、ソーセージを加えました。どうも寒いときの
こうした温かいものには、根菜というのは、ぴったりくる
ように思います


日本人の、というより、人間の共通の原風景といっていいかも
しれないですが、日本でいえば、囲炉裏、欧米でいえば暖炉
ですか。火を囲み、その火で、あたためた、汁物をいただく
もちろん、大家族でいつも火を守ってる、おじいさん、おばあさんが
いて、外で、寒くなった、身体も心もあたためてくれる


だいぶ前ですが、精神のバランスがちょっと、ずれてしまった
そういう人が、なにかしら、あぶないほうに行きがちなのは
春、温かくなるころだという話を聞いたことがあります
なんで、こんな話をだすかというと、人間の心と身体は
くっついてるもの。冬、あたたかい食べ物をいただける
家というのは、そのまま居場所だと感じることができる
だけど、あたたかくなると、そういう風景、気持ちが
うすれてしまうのかもしれません


逆な意味で、冬というのは、家族だったり、家という
存在を、よく感じる、季節と言っていいかなとも思います
外に行くのも、楽しいですが、その楽しさは、家にもどる
ことができるという前提が会っての、楽しさ、気持ちの
うれしさ、ということがあるでしょう


冬は、料理でいえば、鍋の季節です
鶏鍋、キムチ鍋、ぶたしゃぶ、白菜と豚肉重ねの鍋
寄せ鍋、かき鍋、などが、我が家に登場する
鍋たちです


鶏鍋は、3つくらい種類があって、鶏皮をベースに
ねぎ、はくさい、きのこなどでつくる、寒いときに
ほんとに、うれしいやつ、それから、結構いつも
食べたい、鶏のつくねの鍋、また豪華版、鶏の水炊き


鶏皮で作る鍋を、次の日に少し残ったら、卵とじにして
ご飯にのせれば、親子丼になります。これもうまい


ぶたしゃぶ、キムチ鍋、白菜とぶたの、というのは豚三連発
なわけですが、豚肉というのは安くおいしく、総菜に
欠かせない、食材ですが、鍋ということでも、主役を
はります


ぶたしゃぶは、あるとき、常夜鍋命名した人が
いるほど、飽きない、いつも食べたいといわれるのが
よくわかります。
お湯に、豚肉のうすぎりを、うかべて、ピンクから色が
変わるのを、みはからって、熱いのを、口にいれた
ときの、幸福感。いいですよね


白菜はどんなふうに、食べてもおいしい野菜ですね
ここ、最近、2,3年くらいのこと。私の母親は、寒い季節に
なると、白菜を塩だけで、樽に付け込んでいました
ちょっと自分で料理するようになって、本だとか、それから
店とかに、白菜漬物、というと、昆布だったり、とうがらしが
使われています。そうしたとき、前は、うちの母親はやっぱり
ものを知らなくて、塩だけでつけていたのかなどと思って
いたのです。でも間違いだと気づきました。塩だけ
これが、ほんとうに白菜のうまさをひきだすのです
やってみたい。だけど、しばらくは無理かな


冬、楽しく過ごしたいですね