ドーパミン

HUMANIENCE というNHKの番組にて
ドーパミン、快楽を感じる、神経の働きを
解説していて、ちょっと、面白いなと思いました


特にふたつ、あります
「共感」だったり、「思いやり」といったことも
このドーパミン君は、大きく関わっている
また、「学習する」というのですね


スマホを背負って、動き回れるロボットが
学習していく、映像は、なかなか、わかりやすく
例えば、自分の身に置き換えてみれば、お酒を飲む
という自分にとっての、快楽をいかにいつも得ようと
行動してるかということを、見せられてるということも
連想し、理解しやすいな、また、ちょいと、自分って
こんなもんかい、という、自己嫌悪も感じたり。


共感、ということに、とても興味がある自分としては
その共感、を、起こす自分のなかにあるものが
ドーパミンか、となると、ドーパミンがよく発達
したほうが、人間いいのだと、思う気持ちがむくむくと
大きくなります


なぜ?という人は少ないでしょうが、共感する
そういう、心の働きがあるからこそ、人間らしい行動が
できる、と、言えると思うのです
「自分がやられたら、やだな、ということを、他人にしない」
この、気持ちは多くの人が、共感することだと思うのです
こうした、モラルにつながる、人の気持ちというのが
どんどん薄れてしまったら、と、思うとぞっとします


今、↑の文章を書いていて、例えば、20年、30年という
時間軸でみたときに、「共感する力」は私が生きてる日本の
社会で、落ちてきてる、と、感じることも事実で、怖いなと
思います


ここからは、勝手な想像です
もし、ドーパミンという神経を、なにかしらで、強化していく
という方法が、あって、そのことを、意識してできるとしたら?
必ずやったほうがいいとも、言えそうな気がします
あ、もちろん、共感するという力を増やすという視点において
になります


やっぱり、トレードオフの関係で、なにかしら、ドーパミンがよく
働くようにしてしまうと、バランスを崩していくなんてことが
あるのかもしれないなと、これまた、想像します


直木賞作家、安部龍太郎の、「等伯」という小説があります。
等伯は、千利休の死、ということに、非常に反応して、まわりから
みたら、驚くような、そういうことをするとでてきます
詳細は、横に置いて、安部は、等伯のこうした(私の言うところの
共感力だと思う)心の動きがあるからこそ、素晴らしい絵を描く
そういうことにつながってると、書きます


自分自身の共感ということを、思う時、この安部龍太郎の描いた
シーンをときどき、思い出しています


ドーパミン、奥が深いですね