旅にでると

日記を書きます
その行程、見た、アートなもの、食べたもの
書きます


アートなものでいえば、そのときどんな感じが
したのか、書いておくと、後で読んで面白いです


安曇野の、近代美術館に高田博厚という、彫刻家の常設展示が
あります。おそらく、彫刻という行為を通して、ずっと
「美」とはなにか、女性の美しさの表現ということを
追っかけていた、高田。


具体的にトルソー(人体の、膝うえから、首の付け根まで
つまり、膝から下と、顔はつけない)をみて
なぜ、トルソー?と最初は思ったのです


はたして、女性の美しさのひとつの、ぎゅっと凝縮したところが
トルソーではないのか?というようにみると、またちがった
見方ができたりしました


食べたもの。京都、たくみという料理屋で食べた、料理
そして、酒の味。ある人が、京都の料理の特徴は
特定の食材ではない、と、教えてくれました。それは
包丁さばきなのだ、とのこと。こういうふうに、改めて
思うと、それは日本料理そのもの?という感じもして
また、??とも、思ってしまいます


旅にでると、気持ちが浮き立ち、自分のなかの、なにかを
感じようという、アンテナがたつということが、ありそうです


旅にでて、感じたものを、日常に活かそう。そういう考えも
でてきます。旅にでて、朝、宿の周りを散歩するのが
とても、気持ちいいことに気づいて、いま、毎朝、ウォーキング
するのに、つながっています。


旅にでて、自分のなかのなにかを、感じようというアンテナが
たつことが、本当にそうなら、ぜひ旅を続けてみたいと思います
同じ場所にも、何度もいきます。京都が一番に浮かびます
信州、山陰、そして、奈良と続きます


京都や奈良のすごいところは、まだまだみきれてない
庭園、仏像が、あります。それもぜんぜん、有名とは思えない
寺院に、そうした、素晴らしい、美がぽんとあります
さすが、1000年という時間の蓄積があるといってしまえば
それまでなのですが、日本のすばらしさ、歴史の重みということを
感じます


昨日、東京、青山の街角を歩いていて、やっぱり東京も「特別」
だなと思ったのです。それは青山、原宿はご存じ、アパレルだったり
そういうおしゃれするための店が並ぶのですが、その数の多さ
また、多様さに、驚きます


先日、ちょっと気に入った、神宮前にある、洋服と、うつわを扱う
店。店主は自分がいいと思ったものだけを、ひとりで、こじんまり
した店で、やっています
こうした、ちょっと不思議な、特徴のある店がなりたっていく
そういうところが、街の懐の深さかとも思います


旅にでると、自分の感性が磨かれる
そんな風に思えて、楽しいです