うつわと、おもてなし

親しい人への、結婚祝いに、マグカップを選びました
この、トリコロールのデザインのものは、益子陶器市で
みつけたものでした


2022の5月の連休にある、益子陶器市。益子はもう10回くらいは
来ているのですが、3年ほど、ごぶさたしていました
テントに、思い思い、自分の作品を並べてる、そうした
お祭りといっていい、場所は、楽しいですね


うつわを見たり、買ったりということが、楽しみになって
だいぶたちます。鳥取岩井窯の山本さんに、うつわは「使うこと」
だよと言われて、使うようにもしています


使う。いいものを使うというのは、そのいいものから
自分にいいものを、もらえるということになります


この感覚はとっても、大事だと思います。柳宗悦が「用の美」
ということを、言って、日本のモノづくりのいくつかを
広めて、高めていくことを、したというのは、本当にうれしい
ことだと思います。その真ん中にある、考えが、使うということに
なるのではないでしょうか


うつわ、もっぱら、見たり買ったりするのは、食器です
自分が使って、いいなとなる、うつわを選びます
自分で自分がいい、これはすてきだと思う、空間を
作っていくというのが面白いと思っています


たとえば、ある日の夕飯。枝豆、焼き魚、豆腐、漬物
といったその日の「あて」を並べるとしますね
焼き魚と、漬物は、「土もの」と言われるそっけない
色合い、でいて、その素朴さがいい、あの器を使おう
枝豆、と、豆腐は、九谷のあの人のを使ってみよう
いいえ、そうでなく、いつもお気に入りの「片口」を
使おうか


食事を楽しむというときに、「目でみて」楽しむ要素が
あっていいのです。食事は、食べておなかがふくれればいい
ということより、気分のいい、仲間だったり家族と
いっしょにすごす、大事な時間ととらえると、楽しみもそうだし
自分の満足のさせ方といったことが、とても大事に思います


親しく付き合う人に、たまに、自分が気に入った、うつわを
プレゼントしたりします。うまくその人の感性に届いたり
できたら、ほんとにうれしいのですが、なかなか、そこまでは
いかないもの、とも、言えそうです


うつわが好きで、料理が好きだったら、その人とはとても
仲良くなれそうな、そんな感覚があります
それはもてなすのが好き、人間が好きということにつながること
とも、思うのです


1年前くらいに、テレビの番組で、「キッチンを紹介」という番組が
あって、興味深くみることができました
ある人のキッチンでは、まさに親しい人をこれから招くという
準備の場面からはじまっていました。料理をするということは
その料理をだす順番、料理する工程で、ダブルアクションができるのは
なにかといった、見通しなど、実際、「仕事をいかにやるか」の
要素がたくさんはいった、楽しい時間となります
まして、これから親しい人を招くといった、ワクワクの時間が
重なってるとすれば、ほんとに楽しい、いいところといっていいですね


うつわ、を、選んだり、買ってみたり
これが、楽しみとなって、人生を豊かにする一つのヒントを
もらってる、そんな風に思うようになりました
だれかと食事する、そうしたことを、想定して、うつわはこんなふうに
したらいいなと、絵を描いてみるというのは、楽しいものです