信州

山下大五郎という画家がいて、安曇野の美しさを
私に、パイロットのように教えてくれたということが
あって、きっとずっと忘れない、アーティストに
なっています


もとになる「安曇野」という場所
昨日、旧友にあって、安曇野安曇野の周辺の高いところ
から見える、山の美しさというのを、語りました
やっぱり、山が好きという、その相手は、きっと
頭の中で、山の姿を想像しながら、まぶしい顔を
して、聞いてくれました


ときどき、知り合いとか、久しぶりに会う、友人に
信州の話をします。信州の山、田舎の風景の良さ
といったことを、話します


今年の夏は、信州のお隣、県境を越えてすぐにある
妙高山のふもとに、宿をとり、山を眺めました
姿のいい山は、おそらく相当な割合でそうなのですが
「ご神体」として存在し、その近くに神社があるのですね
妙高山のふもとにも、関山神社があり、織田信長に攻められる
まえは、そうとうな、神職をかかえ、たくさんの伽藍が
あったという解説を読みました


その関山神社で、買い求めたお守りを、ネタに少し
山の話をしました


山が好きな人には、山を眺めるのがいいよね
の、一言で通じてしまいます
え?山眺めるとそんなにいいの?といいたくなる
人もたくさんいる(かつての自分もそうでした)
ひとつ、パイロット役となった、山下大五郎の絵の
話を少し書きます


安曇野には、有明山という特徴のある山、そして田んぼがあり
東山(アルプス側)とその反対、西山の間が、複合扇状地
になっていて、ほんとに、ひろびろとした土地となって
目の前に展開します


山下は、抑えた色なのですが、どこまでも、ぬけるように
明るさをもった、色を使い、大胆な構図をもって
その安曇野の明るさ、のんびりさ、日本の田園風景の
いいところは、こんなにいいんですというのを、表してくれ
ました。不思議なことに、山下の絵をみたあとにその風景を
みると、その山下が描きたかった、なにかが目にはいって
くるということがあります


画家が、パイロット役になって、風景のすばらしさを
伝えてくれるということは、くりかえし感じてることです
そのこと、がよくて、好きな画家ができたら、そのモデルとなった
風景があるなら、そこに行くということを、何度もやります


信州というのは、ほんとに、山の風景の、いろいろの
バリエーションも多い、場所で、好きです


東京から、高速道路ができましたから、4時間ほどで、車で
移動できます。また新幹線というのもありますが、電車だったら
新宿発のスーパーあずさで、沿線の風景を眺めながらが
おすすめの行き方になります


人におすすめしていると、また、信州に行きたくなるのです