立場と想像力

人と会うときに、手に何も持たない、つまり
その相手に対する先入観だったりとか、自分のなにかのこだわり
はたまた、第三者の影響などを、持たないで
自然のまま、あるがままの相手を受け入れるということが
とても、大事なこと、という認識、というか知識は
あります


一方、なにも、ほんとに相手に対して、あるがままで
というのは、はたして、できるのかな、という感じも
あります
そもそも、「会ってる」ということが、お互い時間を都合して
会うということがあって、なにかしらの、前提、たとえば
ビジネスで、お互い接点ができるといいな、とかから
会ってるということがある
プライベートなら、趣味なり、もちろんずっと友人で
会いたいということもあるでしょうが、それにしても
旧交をあたためるとか、そうした、前提だったり、理由が
あるといっていいです


あるがまま、というのは、大人になると減っちゃうのは
あるとして、公平さというのは、もっていたいところです
ひとつには、自分がされたら、いやなことは、相手にしない
という気持ち、これ、一つの誇りにつながる、行動だと認識
しますが、それは、やりたい。それくらいの想像力は
鍛えておきたい


人は立場で、モノを、考えますね
わかりやすい例でいえば、なにか、買い物をするということ
それは、お金を払う立場、ものを買ってもらって、お金を
もらう立場で、その考え、振舞いということがでてきます
ついつい、お金を払うから、ということで、高飛車な言い方に
なってるときがあると、思います


人は立場でものを考えます
ホームなのか、アウェイかということもありそうです
ここは自分のホームだとなれば、行動だとか、やっぱり
発言がそれにそってるといっていい


ですが、やっぱりここでも、相手の立場ならどうか
という想像力を忘れずにいたいことです


私たちは、コンピュータシステムの世界で、価値を生みだして
そのことを、買ってもらって、売上があります
その際、うれしいのは、品質で評価されるということです
ソフトウェアは、人が作ります。人がどういう振舞いを
してるのか、ここが、そのまま、品質でしょう


先日、どういう姿勢で、仕事するのが、望ましいのか
コンピュータ技術者としての、姿勢という話になったとき
ベーシックな話として、その技術者がなにかして、そのあと誰かが
それを、テストするだとか、運用するとかあるわけですが
その後やる人が、やりやすいといったことは、最低限考えたい
それを考え、いいと思う行動をとれる、姿勢がほしいと
話が進んで、わかりやすかったです


あるがまま、を知り、それを受け止めるって大事です
お互いが、一定のいい姿勢で仕事してるとなれば、まさにそのことは
価値につながると、感じます


一方、人間は楽なほうへ、自分をもっていってしまいがち
という、逃れられない、行動の傾向があります
楽をしたい、それ、「目の前のことで楽をしたい」だけに
留まるとすると、上記に書いた、自分のそのあとをやる誰かの
ことまで、想像してるか、ということと、相反します


ですから、楽をしたい、ということ、一回り、できれば、二回りくらい
想像力を働かせて、まわりにいる人、影響がある人が、みんな楽ができるね
ということを、目指して、やることはやるとならないと、困ってしまいますね