山と木

ときどき、山をみたくなります
いっぱい、マンションが立ち並ぶ、今住んでるところも
そうした、マンションなどが、なかったときは
少し見晴らしの利く、丘なりにたてば、丹沢であり
富士がみえたのだと、思います
実際、鶴見駅のごく近くにも、不二見、ふじみという
名前の土地があったりします


山、繰り返し、行く場所でいえば、信州がうかびます
3年ほど前、国道20号塩尻の近くで、ほんとうに狭い
坂道に、右折して登って行ったところに、「高ボッチ高原
という、景観が素晴らしい場所があります


その日は、台風が過ぎ去った後、ということもあって
とても、空気は澄んでいて、山が見渡せました
富士山、南アルプス、そして眼下に諏訪湖
なんて、すごい景色でしょうか
それから、少し歩いて、180度、視点をかえて
また、ぐるりと見渡せる場所がすぐ、あるのですね
そこには、北アルプスの、山々が、ほほえんでいました


去年は、信州よく行くといえども、ほとんど足を
運んでいない、伊那のほうに、足を延ばしました
木曽駒ケ岳。その美しい姿をかいまみながら、そのときは
ちょっと別の目的があって、行けてないのですが
きっと、近いうちに、木曽駒ケ岳を、伊那平をへだてて
ちょっと高い土地にいき、眺めるということを
ぜひしたいと思いました


伊那にでかけた、別の理由というのは、夏川草介
小説、「始まりの木」を読んで、主人公とその師が
伊那のある土地で、見上げるような、御神木があるという
記述があって、ぜひみてみたいと思ったからでした
詳細は、別にゆずりますが、実際はそこまでの木には
あえず、だけど、そうした気持ちが盛り上がっていた
自分は、どこか、「木」がいい場所というところに行きたいと
思ったのです


偶然、光善寺という、杉の巨木に囲まれた、名刹
行くことができました
思い出すと、その寺に向かうと、まるで、杉木立が、
寺全体を守ってるように、大きく、豊かにあるのです


その様子をみる、それだけで、価値があるなーなどと思いながら
その杉の、並木になってる参道を歩き、参拝しました


杉並木というのも、本当に大きい木だったりすると、崇高な
気分にさせてくれますね
近くだと、箱根にも杉並木があります


ときどき、信州に住んでしまおうかと、ふと思ったりするほど
信州が好きです
先日テレビをみていると、作家の小川糸さんが、ヨーロッパの
ベルリンで過ごした、その生活がとてもよくて、日本でも
木を見ながら生活できる場所がほしいと、八ヶ岳にも
家をもって、八ヶ岳と、東京で、2つの家、2つのキッチンが
あるという、番組があって、ああ、そういう方法もあるのかと
感心しました


山をみたくなります
木をみたくなります
信州へのあこがれは、続きます