見えないことから、見えることへ

企業の、改革といったことで、ときどき
引き合いにだされる、マツダの、スカイアクティブエンジン
このこと、実際自分の乗ってる、CX-5に搭載されてるから
よく思い出すことなんですね
いいえ、実際、車好きな、仲間があのエンジンすごいと
つぶやいたことが、この車を手に入れる直接の
きっかけということがあります


野中郁次郎 勝見明 「共感経営」によれば
このスカイアクティブエンジンは、燃料室内で
空気と燃料の混合気をピストンで押し上げて圧縮する度合い
圧縮比を、いままでの常識にとらわれない、15という数字を
目指すことにした・・・


こうした「跳ぶ仮説」が、見事にCX-5のヒットにつながり
低迷していた、マツダの業績を回復させていくという
ストーリィ


企業経営者なら、きっと、そのすばらしさを思う、成功物語
だと言えるでしょう


こうした、弱小企業が「やってくれた」という、話は
胸がすく思いがしますし、こちらも負けてはいられない
という、気合がはいる、エネルギーがもらえる話だと
思うのです


この「共感経営」の話から、いくつか、自分たちでもやろうという
気持ちが起きます


私の経営の、ひとつの柱は、人材育成です
人材育成こそが、企業がはたすべき、大きな仕事だと信じています
そして、実際、なにか担当者の仕事であったり、その上に行こうという
若い人と、話していると、ほんとに大きな可能性があると
感じて、経営者たる、自分は?と、自問自答することが
くりかえしあります


見えないことを、見えるようにする
この半年で、実践してみたこと。SDGsという
国連が決めた、指標がありますね。

2年ほどまえ、このことを、わが社のなんらかに
利用できないかと、ふと思ったのです


どうも、一定以上の年齢、自分目線でいえば、50代はそうだと
思いますし、40代もそうなのかもしれません
「環境問題」といったことは、なにかしなくてはならないのは
「知って」はいるのですが、自分が具体的にできることは微々たること
さらには、何年も、いえもっとかかること、がほとんだという
認識のもと、環境のなにかという話になると、ついつい
「またか」といった、にぶい反応をしていたということが
あるように思います


ですが。環境のあれこれ。こうして、化石燃料を使いたいだけ
使い、絶滅危惧種を生む、モノづくりのやりかたをしてきた
いままでの時代の人たちに、若い世代のある部分の人が
「NO]を言い始めてるということに、気が付きました


SDGs
17もあるんだからはじまり、17あるということから
発想して、授業ふうに、説明してみました
利用してやろうと思ったのは、どこからでも、自分がまず、その日に
できることから、手を付けるのだということ
自分が関心をもてることを、やり、それを続けるのだという
こと。このことに気づかせてくれました


見えないことを、見えるようにすること
これ、言い換えれば、今日のこのブログがそうですが
人に説明できるだけの、インプットを自分がして、ときどき
説明してみるということと、ある部分同義だと、思ったのです


人材育成がとても大事な会社の柱と思っています
SDGsがその、方向を何か見えるものにしてくれるなら
ひとつ、もっと、取り組んでみてもいいかなと思い始めています