過去を振り返る

10年か15年、そのくらいまえまで、自分が過去について
考えたり、過去のなにかにこだわったりするというのは
よくないと、過去というは、マイナスといった考えで
いたことを、覚えています


あるときから、過去を振り返るというのは、今の自分の
いろいろを、何がいいこと、そしてどこが足りないといった
自己認知してみるのに、いいことだし、過去あったいいことを
味わい直すというのも、心が元気になるということに
気が付いて、過去のことが全部、マイナスではない
というように、思うようにだんだん、なってるという
ことがあります


さらには、4年前くらいだったか、白石一文の「君がいないと小説が書けない」
であり、平野啓一郎 「マチネの終わりに」を読んで、過去は
実際変えられるというか、過去に持ってる印象というのは
むしろ、変わるのだということに、気が付いたというか
面白くそのエピソードを遊んでいるのです


ごく最近、ツィッターのときどき見かける経営者の
つぶやきから、「あることを成功させたかったら、その対象について
徹底的にシュミレーションする」ということを見ました
これ、ひとつには、過去の自分の体験、を含み、自分のもってる
全情報をもって、ときにはもちろん、新しく求める、なにかも
いれて、「見通しを作る」ということになるでしょう


この見通しを作っていくというのは、やっぱり少なくとも一部分は
自分の積み上げたもの、過去を含んだ、判断に使う材料
つまりは、知識と知識を使うノウハウといったものを
使うということでしょう


過去というのは、変えられないものとして
その過去のあることに、うじうじ考えて、自分が気持ちが落ち込んでいくと
思っていたこと、ずいぶんあるのですが、それは間違いというか
考え方しだいだと、思えるようになってきたのです
過去の失敗は、自分の栄養として、今後その失敗はしないようにし
過去の成功は、これも、自分の財産とし、さらに、なにか
いいこと、自分にとっても、相手にとってもいいことがなにか
あるような行動を今後しようという、道しるべにしていけばいい


そして、新しくなにかに出会ったとき、あ、実はこんないいこと
前にもあったんだと、過去のニュアンスを、変えてみればいいのだと
そんなふうに、いろんなことから、自由に自分の感覚を鍛え
さらに、自分が活かせるような、そんな生き方に結び付けていく


自分は、若い人を育てるということが、大きな自分の生きる意味だと
思えてきました。自分が生きてきた道筋は、若い人を育てる
そういう自分が存在になるための、いろんな財産、栄養なんだと
思えてきました


さて、実際なにをやるのか
自分がどう今後生きることが、さらにいいことが起こるのか
真剣に考える、考える、考える