鎌倉、京都

鎌倉が好きです。京都が好きです
どうも「古都」という、雰囲気が好きなようです
自分が古都、として、認識したのが鎌倉で
その鎌倉にいて、心地いいという感覚があって京都が
また好きになってるということがありそうです


このブログがメインですが、なにか「文章で表現する」ということが
したい、という気持ちがあります
画家が絵の題材が大事のように、文章を書くのにも
その題材といったことが、気になります
そこで、鎌倉、京都という題材はとても魅力がある
ということも、ありますね


鎌倉に住んでいた、川端康成。その川端のもっていた十便十宜図を
見たいということがきっかけで、東山魁夷が川端のもとを訪ねて
それから、ふたりのいい感じの交流がはじまるということを
数年前に読みました


江戸時代の文人と呼ばれる、池大雅。この生き方にたぶん憧れていた
川端康成。画家である東山魁夷がはじめて訪ねていったそのときに
この絵をみせてもてなしたというところが好きです


風流なことが好き、そうしたことに憧れていた、川端康成の気持ち
川端と東山は会って話すことは「美とはなにか」ということだったと
二人を知ってる人は書き残しています


こうしたエピソードも鎌倉を特別な場所に自分が思える
そう思っていたくなる、こと、といっていいかもしれません


5月の外にいて、とても気持ちのいい気候の休日に
鎌倉、滑川のほとりを歩きました
鎌倉は、ちょっと路地にはいると、ほんとに静かなところに
出会えます
川には鯉や、はや?でしょうか。魚たちがたわむれる
川というのが、その場所に潤いがあるという感じをだします
金沢街道に平行するように流れる滑川を追うように歩けば
その様子はほんとに、気持ちが落ち着くような、静けさでした


十便十宜図にでてくるような、田舎の様子が残ってる
そんな感じもいいのでしょう


あるエッセイを読んでいて、京都のよさは、その水にある
ということがでてきました。そのエッセイが書かれたのは
昭和五十年代で、著者の嘆きは、かつて素晴らしい水だったはず
だけど、もう飲料には適さないものになっていると、嘆きも
はいってのものでした
だけど、京都は水がいいというのは、今もあるのだと
想像します


街の良さは、その川、水ということ、ずいぶん大きな存在
とありそうと思います
川の流れは、そのまま街の魅力ともいえそうですね


鎌倉も京都も、好きだなという要素があること
そんな街でありつづけること、願うばかりです