居酒屋の話

つきだし きりぼしだいこん 山芋と梅のあえもの
前菜   枝豆
サラダ  じゃこときゅうりとニンジン
造り   チヌ
強肴   シウマイ
食事   塩むすび


こんな献立で、おまかせのメニューの居酒屋を開きます
お酒は、ワイン、日本酒(やっぱり2種類くらい、ひとつは
必ず「旨口」)焼酎


うまいあて、うまい酒、そして居心地のよい店内
そんな居酒屋を開きたい


あるときは、焼き鳥で
また別のときは、餃子で
もちろん、寒い季節なら、鍋で
仲のいい、人をもてなしたい


ときには、友人がその家族だったり、仲良しを連れてくる
なんてことがあっていい
その連れてこられた友人の友人が次はまた来たくなる
そんな空間を作りたい


店というのは、人と人をつなぐということが
あるように思う。できれば、予約とかでなく
ふらっとはいれるところがいい


お酒を飲むというのは、やっぱり雰囲気大事ということが
あるように思う。お酒がはいって、饒舌になるのは普通のこと
その語りの内容は、ポジティブなものがいい
好きなものを、しゃべるそういうスタンスを崩したくない


旅が好きです
京都が好きです。信州が好きです
おそらくは、いろんな場所を好きになれる、そういうふうに
思います
2年ほど前、岐阜の町を歩きました
岐阜城があり、長良川に鵜飼がありました
信長さんは、鵜飼をその当時から、もてなしのものとして
やって、客にだしたということがあると、聞きました


城下町というのは、やっぱり風景、食事といった楽しみが
あるところといっていいのだと感じます
まして、天下人がいたなんてところは、そうです
そのときは、前田青邨、守屋多々志という日本画家を
追っかけて、岐阜に行きました
アートを追っかけるというのも、楽しい旅の形です


さて、居酒屋
仲のいい人相手なら、同じ客という形でなく、居酒屋の店主
のように、料理をだし、自分でその場所を仕切って
もてなしてみたい、そういう気持ちになることが
ときどきあります


もちろん、自分でもおいしいものを食べるのも好きだし
いっしょにお酒を酌み交わすのが素晴らしいというのは
知っていますが
店で、誰かのコンセプトでするのでなく、雰囲気、料理その他
自分が演出した空間でもてなしたい、そんな贅沢なことを
思います


自宅がなかなか、あけるのは難しかったら
やっぱりゲストハウスをもつということになりますか
これもずいぶん、ぜいたくな夢になりますが
そういう想像は楽しいですね