いいこと、価値あること

自分にとって、いいなーって思えることが、あったら
うれしいですよね。だけど、日々そんなにいいことがあるのかって
そうそうはね、ということもあるでしょう
そんなとき、前に起こった、いいことを思い出して、にんまりする
これも、自分の気持ちがあがるならやったほうがいいよね
そんなふうに、思うようになりました


過去のことを思い出して、よかった、いいなというのは
どうも「後ろ向き」のように見えるかもしれないですが
自分にとっていいことって、大事な思い出だし、ありなんだなと
思います


実際のところ、いい笑顔をする人というのは
そうした、自分の気持ちをあげるといったことがうまい人
なんじゃないかって、思います
自分の気持ちが上向きなら、なんか、楽しいことを
いっしょにだれかとするのはいいね、と自然に思えるように
感じます。そうしたことが増えれば、自然と笑顔で
いられるよねぇ、みたいな雰囲気です


パリ、オランジェリー美術館の入り口の解説に、モネが残した
言葉が書いてあります。「自分の絵をみて、やすらぎを感じてほしい」
この感覚がモネを好きにさせてくれました


自分は絵は描けないですが
なにかしら、いっしょにいる人を喜ばせたいという気持ちは
共通だなと思いました


アートでなにを伝えるか
アーティストならきっとずっと考え続け、追い続けること
なんだと思います
それは、一般人の私たちも、「生き方」ということでは
似てるというか、いっしょなんじゃないかと思います


モネは絵をみた人に、やすらぎを届けたい
私は、どう生きたらいいのでしょう


海外のアニメーション作家が、いい作品を作るには
自分が感じた、感動だったり、なにかしらいいなという感覚を
ずっと覚えていて、その感覚を自分のなかに再現できることが
大事だと、しゃべっていたのを覚えてきます


いい感じ、感動を再現できる
冒頭に書いた、いいことを思い出すってことと
つながってるように思えてきます


仕事をしていて、「あるべき姿」をもっていますかと
若い人い問います
それは自分にとってもそうですね
理想を忘れない。こうあるべき、こうしようというのを
忘れずに、一歩ずつでもそこに近づくということ


先日も、若い人に説明する資料を作っていて
「姿勢」ということを、どんなふうに説明しようと、はたと手が
止まりました
姿勢こそ、持ってる人はあたりまえ
その姿勢が、ちんぷんかんぷんだという人に、これこれといって
はたして、どうなのか?
わからなくても、伝えるのかもしれないけど


なにが、価値あることなのか
いいということなのか、その点の見極めって
大事だなと、思います